13
この作品に描かれている内容は、
如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。
現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、
全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切
関係ありません。
南都政府としては、日本と戦う最低元の準備ができたことになる。しかし、第百三機械師団のメンバーは、文字通り手柄を横取りされたこととなる。
「おい! 佐藤なんとか言ったらどうだ」
「いや、何とかと言っても……」佐藤は、偶然フェニックスに搭乗して戦うことになっただけでそもそも
戦い参加すらしたくなかった。これでお役御免か……。佐藤は、肩の荷が降りほっとしていた。
「卑弥呼様この度は、三種の神器、蒼穹鏡、誠にありがとうございました」南都政府の幹部たちが、
一斉に頭をさげる。南都政府の幹部たちは、京都御所にお礼参りにきていた。
「お主らの忠義信じていいのだな」おさなない声がすだれから聞こえる。
「はい、必ずこの国を取り戻してみせます」日本は、すでに世界一の大国ガリア帝国に沖縄、北海道を
割譲している状態だった。
「おい! 金木!」
「何者!」加藤将軍他、第百三機械師団のメンバーが乗り込んでくる。
「御前であるぞ! 控えろ!」周りの華族たちも一斉に非難する。
「何が、御前だ。今回の戦いは、第百三機械師団の功績であって宗久などいっさい関係ない。
そもそもあんな実戦経験もないガキになにができる」
「貴様! もう一回言ってみろ!」京都の華族たちが激怒する。
「お前さんこれからどうする?」加藤将軍が佐藤に尋ねる。第百三機械師団は京都内霊光寺に集まっていた。
「そりゃまた清掃のバイトでもして生きて行こうかなと」
「そうか。それも人生だな。ありがとう少ないけど持っていってくれ」現金を加藤将軍から渡される。
「ありがとうございます」京を去ろうとすると急に陣中が騒がしくなる。
「高嶺帰ったか!」
「はい、ただいま戻りました!」美人の兵士が姿を表した。他の兵士たちが、口々に高嶺進華に先日あった
話をし始める。思わず見惚れてしまうような美人だった。
「京都から離れ単独で日本と戦いましょう」は? こいつ正気か? あまりにもぶっ飛んだ意見に
佐藤は、ひっくり返りそうになった。陣中に活気に満ちる。この第百三機械師団は、超がつく
過激派集団で、元から兵士たちも日本と戦う覚悟が決まっているメンバーばかりだった。そこに
ちょっとした不運から佐藤は、巻き込まれてしまっていた。おいおい、なんだこいつら……。
「あなた」高嶺は、美人すぎるので話しかけられるだけでドキッとしてしまう。
「これから先どうするの?」
「故郷に戻ってバイトでも……」と適当に答える要は何も考えてないのだ。高嶺の鋭い眼光に威圧されながら
しどろもどろで答える。
「歴史に名前を残したいと思わない?」高嶺が目を輝かせて言い放つ。
「は?」
「何も予定がないなら私達と一緒に行動しない?」それは、俺にテロリストになれと?
「ちょっっと、彼はただの清掃バイトだぞ。無理に誘わんでも」他の兵士が茶々を入れる。もっともだ。
「感よ感! あなたが参加しないなら私もう挙兵辞める」
「えー!」兵士全員が驚く。いや、知らんがな……。そして兵士たちの目の色が変わる。
「入ってもらうよ」銃に手をかけた兵士に勧誘される。というかテロリストたちに囲まれて徴兵されてしまった。
「はい……」と、言わざる終えなかった。
「決まりね!」仁王立ちで高嶺が頷く。ま、眩しい笑顔だ……。そして、今後の計画を話し合うことになる。
しかし、高嶺は開講一番とんでもない発言をする。
「京都御所を焼き払う!」
「は?!」全員が唖然とする。




