1 異世界
この作品に描かれている内容は、
如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。
現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、
全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切
関係ありません。
「シャドーハート様」
執務室に兵士が入ってくる。
「どうした?」
「ヴァルキュリアが堕ちました」
小さな領地の領主になってから少し経ったころの
ことだった。大国サンガライ王国が隣国のヴァルキュリア
を滅ぼし侵攻してきたのだ。
「和平の特使を送ろう」
サンガライ王国の残虐非道な噂は世界中にとどろいていた。
このままでは、この国が火の海になるだろう。
その前に、和平交渉を行い傘下に入ろう。
「レイナ、グライフ頼んだぞ」
「はい、わかりました」部下をサンガライ王国に送り込む。
鍛冶屋と魔術師を集め戦争の準備をするように指示を出す。
和平交渉が決裂した際の準備もしておく。
交渉に向かっていた部下が帰ってきた。
「どうだった?」
「追って連絡するとのことです」
安堵の空気がその場に集まっていたブレーンたちに流れる。
「これは?」
「献上品だそうです。友好の証にと…」
「え?」便器? と食品が高級そうな箱に入れられていた。
それに、肉が別途献上品となっていた。
「シャドーハート様お食事をお持ちいたしました」
書斎に食事が運ばれてくる。
「ああ。これは?」
「はい、今晩は、サンガ王国から送られてきた肉を
使ったハンバーグになにります」
「そうか」窓から見える真っ赤な月をみながら
食べる。
「かっら! うおえぇ」辛いうえに香料が大量に
入れれられていた。なんだこの肉は…。
体調悪くなってきたな…。あまりにもまずくというか
辛すぎて味が分からなかった。
普段から出される飯はどれもまずいものではなかったので
明らかに肉そのものの原因だった。
とりあえずトイレに向かう。
ん? 廊下で鍛冶屋とすれ違う。
今日なんか屋敷で工事あったけ…。まあいいや。
あ? これか…。サンガ王国から送られてきた
便器が新たに設置されていた。
天気が悪く今日は、屋敷の中にはややうすぐらかった。
うう…。大の方を新たに設置された便器にする。
ふぅ…。普通に水を流してトイレを出ようとする。
「ああああああ」声にならない絶叫と共に
雷鳴がとどろく。
「ぎゃああああ!」俺は、絶叫してトイレからすっ飛びだす。
「まあ、どうされました」何も衣服をつけていない下半身を
みながら廊下でメイドのマリアが驚く。
「鑑定士と重騎士を呼んでくれ!」
「はい?」
「早く!」
「はい…」
「で、声が聞こえたと…」ソフィアがきれながらシャドーハートから
聞き取りを行う。ソフィアは、鑑定スキルの持っていた
魔術師だった。
「そうだ。間違いなくなにかいる。おい!」
トイレの中に貼ため息をつきながら入ろうとする
ソフィアの腕をつかみ呼び止める。
「なんですか…」
「気をつけろよ…」
「分かっています」ソフィアは、腕を振り払い中に入ってくる。
「まじでいるぞ。まじで…」外で待機する
シャドーハートは、重騎士の後ろに隠れる。
「シャドーハート様、幽霊なんているわけないじゃないですか…」
「いや、これは、ひょっとするとサガン王国からの
何かトラップかもしれない」重騎士は、
守備にとっかしたスピードの遅い騎士で
隠れるにはちょうど良かった。
「急いで! 鍛冶屋と回復士を読んで!」
トイレからソフィアが飛び出してくる。
今までで見たことの内容な青ざめた表情をしていた。
「やっぱり…」
「違います…」眼球が飛び出しそうなうぐらいに目を見開き
息を切らしながら幽霊を否定する。
いや、明らかに幽霊よりもやばいものを見てしまった表情を
していた。
「おい、早急に」シャドーハートもどうも冗談で
からかわれているのではなく本気で言われていることに
気づきまわりの家臣に指示を出す。
すぐに、鍛冶屋と回復士がやってくる。
「なんだよ、一体。たかだか便器に」
鍛冶屋はうんざりしていた。なぜなら今は、サガン王国との
戦争準備に追われていて便器なんかに関わっていて
いるだけの余裕はなかった。
便器は、取り外された。しかし、どうみても便器だった。
気まずすぎる…。
しかし、かいかわらずソフィアの様子はおかしかった。
「で、これをどうすりゃいいんだ?」
うんざりした様子で鍛冶屋のアイアンが
ソフィの方を見る。
「その陶器を慎重にはがして」
「は? こんなんはがせる訳ないだろ? 割ればいいのか?」
「違う! ダメ! 慎重にゆっくり割って!」
ソフィアが絶叫する。
「なんだよ。分かったよ。はぁ。なんで俺が便器なんて
割らなきゃならんいだよ」のみを使い慎重に
ヒビをいれていく。
「うそだろ…」陶器が崩れていくにつれその場の空気が
一変する。人間の肌が現れてきた。
「おい! 大丈夫か!」陶器の中から手足を切り落とされた
全裸の女性が姿を現した。
「ありがとうございます」
「一体!?」
「わたしは、ヴァルキリア王国の人間です。
サガン王国が突然侵略してきて
私は、手足を切り落とされ…」
ミナという名前らしい。
突然奴隷とされ手足を落とされ送りつけられてきたらしい。
「アリア!」
「え!? ええ」あまりの状態に驚きを隠せない
ヒーラー【回復士】が慌てて切断部分に回復魔法をかける。
「あああああああああ」ミナという奴隷は、絶叫する。
「待ってててすぐに助けるから」
「違うんです! 呪文がかけられているせいで
治らないです!」
「え?! ほんと?」
「はい…断面に神経が張り巡らされていて
断面がその…性器と同じぐらいの感度になって
いるの…だから回復魔法をかけないで…」
そのままイキすぎて口から泡を吹いて
失神する。
結局、思考錯誤したが断面にかけられた呪文を解除する
ことができなった。
「どうだった?」
「ダメでした。ゼロとイチが」ソフィアが報告する。
「IT…」
「IT?」
「俺がいた世界であった【魔法】だ…今の
異世界の文明レベルじゃとても無理だな…」
絶望的な情報だった。おそらく転生者が
サンガ王国にいてなにかしらのスキルを使用しているのだろう。
しかし、呪文を解除することはできなかった。
「もはやこれは、対話の道はありませんな」
「そうだな。おそらく攻め入ってくるだろう」
他のブレーンに尋ねるまでもなくこれは、
おどしだった。
戦争の準備を急がないといけなかった。
サガン国は、転生者を最高指導者にし
奴隷制度を復活。
そして転生者みな忠誠の倫理観や世界観の
世界を好んだ。
様々な国にもう攻撃をしていた。
そでだけではなく、転生者の国動画激しい中割れの
戦争を数百年に渡っててしていた。
転生者の特徴としてとにかく自分の非を認めない
まるでイスラム国だった。
やることなすことイスラム国だった。
現実世界もでイスラム国と転生者が異世界で
創る国の類似性は大学教授などに
してきされていた。
そして彼らは、なぜかイスラム国のことを
極端に嫌っており
ネットでは、コラ画像などを使い馬鹿にした
ことで社会問題を引き起こした。
大学教授は、同族嫌悪の心理効果が生まれているのだろうと
分析していた。
その時は、当然のようにようにやってきた。
平和の使者などこずに、百万の兵士とともに
国境沿いから侵入しててきた。
人口二千人ほどの我が国レーショナリアにっとって
それは、絶望でしかなかった。
しかし、複縦したところで
男性は、皆殺しになるだけだった。
戦うしかないみな意志は固かった。
「一日もあれば堕ちるでしょう」サガン国の将軍ノクスは、
国境まで到達する。
「そうすね。情報によれば二千人ほどの国だというはなしです」
「ん? あれは?!」目の前に広がっていたのは、
数万の鎧を着た騎兵たちだった。
「事前の情報と違うぞ!」しかし、もはや手遅れだった。
向こうから攻撃をしてきた。
「恐れるな! しょせんは幻術! 突撃!」
魔術や騎士の連合軍がレーショナリアへと向かっていく。
しかし接敵してすぐに幻術ではないことが
わかる。あいては、強力な騎士たちだった。
「一体どこからこいつらどこから湧いてきた」
一体どうやってこんな大量の部隊を編成したか
なぞだった。
「エクスプロージョン!」攻撃力∞の転生者
ノクスは、爆破魔法で広範囲攻撃を
試みる。何回も攻撃を繰り返しなんどか
一人の騎士を倒すことに成功する。
「尋問しろ! 生け捕りにしろ!」
とらえた騎士は、ぐったりしていた。
「おい、お前はどこの国所属の兵士だ!」
「…」うなだれたまま一切答えようとしない。
「おい!」体をゆすると兜の頭部分が
ころっと地面に落下する。
「空?」鎧の中は、空っぽだった。
「呪文か?」なにか
続きが気になるなど思っていただけたら
評価やブックマークをしていただけるとすごく
うれしいですよろしくお願い致します