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文化祭 学園 3

この作品に描かれている内容は、

如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。

現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、

全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切

関係ありません。


異世界はあらゆることが転生者たちに

 ゆがめがめられているために

 あらゆる常識が通用しない

 状態になっていた。

 この学院もそのあおりをうけて

 現実世界の学校とは、似ても

 似つかないから大量のイベントが

 準備されていた。

 この文化祭は、ただの文化祭

 ではなかった。


 貴族たちの「品評会」だった。

 この品評会で気に入られた

 同級生は、性奴隷として

 貴族たちにおもちかりされてしまう。

 もちろん、もともと異世界には、

 奴隷制度などなかった。





 

 それを異世界に勝手に導入したのも

転生者たちだった。

 そしてみずからの責任をのがれるために

 適当に異世界の歴史を捻じ曲げ

 異世界は、道徳や哲学などの

 学問が発展していないので

 野蛮な中世的価値観をもった世界だと

 決めつけて世界を書き換えてしまった。

 

そして、書き換えのために

 神や仏を乱発し聖職者や僧侶は、

 腐敗しきっていたが皮肉なことに

 その腐敗度合いだけは、現実世界の

 を超えることは、できなった。

 政治と新興宗教の腐敗談合は、

 ひどすぎて異世界でも復元不可能だったのは

 皮肉というほかないだろう。






ショーケースに百ラクスの女子は

 飾られることになっていた。

 その姿をみて貴族の転生者

 たちが奴隷を選ぶ。

 メイド服を着せてメイド喫茶を

 やったりした女子生徒たちを

 貴族たちが選別していく。



 そして男子生徒は…貴族との

 戦闘相手をしないといけない。

 当然のように百組の生徒たちは、あまりに

 よわくみな総じてボコボコされていた。

 そなために皮肉なことに

 百組の剣闘士のイベントは、学院

 の名物となっていた。

 クラスランクが上がると上がるほど

 勝てなくなるなるので

一番弱い百組の生徒たちとの剣闘イベントが

 大人気になっていた。

 クラスによって出し物の内容は、

 様々だ。スクールアイドルを結成

 してライブを実施して貴族たちの

 目に止まろうとするものなどみな様々

ことをしていた。

 ただ百組の生徒たちは、基本奴隷なので

そのような行事とは全くの無縁だった。

  

同級生たちが次々にふっとばされていき

 死屍累々となっていく。

「次の相手は誰だ?」百組の生徒たちを

 ボコボコにしていた転生者の貴族が

自信満々で次の相手を探す。 

「あとは、俺一人だな…」

 そう、俺もこの目の前の醜い転生者と

 同じ転生者にすぎない…。


親が死んだ。

 いずれわかっていた事だったしかし

 それでもなんの準備もできていなかった

 俺は、すぐに生活に困窮することなる。

 あとは、餓死するのを待つだけ

 そんななか俺の目に止まった求人が

 異世界転生のサクラだった。


求められることは、ただ一つ

 絶対的敗北。


 勝利することは許されない面倒くさい

 課金プレイヤーに負けてあげないといけないのだ。しかし、背に腹は代えられない。

 俺は、この仕事に応募することとなった。

 


 そう…。俺の目の前にいる。

 この貴族出身地を見て溜め息をつく。

 トンキンか…。

 トンキン出身のプレイヤーは、特に

 たちがわるかった。

 出生率を低下させ日本を破壊した

 恥さらし都市トンキンやはり、

 現実世界を破壊した連中は、異世界に来ても迷惑できかなかった。

「課金ができない乞食が偉そうに」

 貴族は、高級ステッキを掲げ

 攻撃をしてくる。よくわからないが

 つよい。広範囲から強力か魔力の玉が

 降ってくる。

 会場に集まったギャラリーからは、

歓声があがる。その興奮は、

 大型の動物が小型の動物の捕食を

 しているようなものだった。

圧倒的な力の差があるからこその

 楽しみ興奮だった。


 負けるつもりだった。

 しかし、目の前には、貴族が伸びていた。

「貴様…一体…」

万里転生俺のもつスキルだった。

 どんなキャラにでも転生できるスキル

 だった。

  






俺は、目を点にして牢獄の格子を持っている。

どうしてこうなった…。

お金のないプレイヤーが勝ってしまうそれこそ

異世界では、絶対に許されなかった。

異世界で勝てるの課金したプレイヤーのみ。

その禁忌を破ってしまったのだ。

ここどこだよ…。

「学院の地下だよ…」

「うわ! びっくりした…」

誰もいないと思っていた牢獄から声が

してきた。

「新入りか…」

どうやら、先輩らしい。

「どうも…」


少しお互いに自己紹介をして打ち解けた。

名前は、山口というらしい。

日本出身の転生者らしい。


壁に飾られている。美人のエルフ…。

ん〜気になるな。

なんて聞けばいいんだ…。綺麗な彼女ですね…。

ん〜、かわいいキャラですね…それは、それで失礼な気もするしな…。

そんなこと言ってしまえば、異世界に行った時点で俺自身も

キャラ化したようなもんだしな…。


「ああ、彼女かい」俺の視線に気づいたのか

向こうから切り出してくれた。

「あ、すいません。つい気になって…」

「投獄される前に付き合っていた彼女だよ…

「そうですか…また会えるといいですね…」

「もういいんだ…」髪はボサボサ、ヒゲは伸び放題浮浪者のような

容姿の山口は、うなだれながら力なく言葉紡ぎ出す。

「でも…彼女は、まだ待っているじゃ…」

「これは、自分に対する罰なんだ…。君は、異世界に来ることが

罪だとは、思わないのか?」

「え?」

「マリアは、僕のことが本当に好きだと思うかい?」

「え?」

「この世界にこれは、どんな弱者男性でもTVに出ている

芸能人の数百倍は、可愛い美少女と恋愛ができ。結婚もできる。

でも、それは、本当に愛なのか?」

「でも、現実世界の女性は、見向きもしてくれないし…」

「そう、俺もそうだった。全く現実世界では女性に相手にされず

この世界に来た。今でも現実世界の女性のことを全滅させたいぐらいに

恨んでいるでも、マリアは、本当に幸せなのか?」

NPCの幸せとは、なんのなのか。それは、俺にも

ただ、確実に言えることは、異世界転生する転生者は、

みな全員がこの世界での成功を疑わない。最強でハーレム。

何一つ疑うことはない。


「もう、耐えられなくなったんだよ。自己嫌悪に

俺は、騙しているんじゃないかと…」

もう俺は、異世界転生をした罪を償いために永久にこの

牢獄に自らの意思で入らんと言わんんばかりの勢いだった。


「じゃあ、聞きに行きましょうよ」

「え?」

「あなたは、幸せだったか?」

山口は、きょとんとしていた。

「よっし! と決まればとりあえずこの檻とっとと

ぶっ潰して出るか!」

「いや…そんな脳筋な…そもそもこの檻

完全耐性能力の檻だぞ…。だから魔法もアイテムも受け付けない…」


「ならば…表から開けるまで…」

「は?!」

「万里転生!」シャドー・ハートは、自らの体を

スケルトンに変えてしまう。

「ほらね」自らの体をバラして完全耐性の檻の隙間から

抜け出してしまう。

そして、そとから牢獄を解錠してしまう。

「もうちょっとダイエットしたほがいいよ☆」

「いやいや、ただの骨じゃね〜か」二人であっさり

脱獄してしまう。



「コンコン」静かな森の一軒家の扉がノックされる。

「はい、どちらさんでしょうか」

「ただの人間です」

「はい?!」

「なんの用でしょうか?」中からは当然戸惑った声が聞こえる。

「エルフが死ぬほど好きなどこにでもいる人間です。

会って話を聞いてくれないでしょうか?」

困惑したエルフが姿を表わす。現実世界ならそっっこーで

逮捕されているが、異世界のエルフたちは、転生者好みの性格に

改造されているため多少の警戒心はあるもののそのほとんどが、

ひじょーにお人良しだった。

「とりあえず、中でお茶でもどうですか…なんか濡れているみたい

ですし…」

「ありがとうございます! いや〜参りましたね

大雨で」シャドー・ハートは、何故かずぶ濡れだった。

「いや…どうみても快晴ですけど…まあいいや」

よっし、そのへんの池に勝手に飛び込んで

優しいエルフの同情を誘う作戦成功!


「あ、すいません…」エルフのマリアは、温かい

お茶を出してくれる。

「こんな僻地までよく来られましたね…冒険者の方ですか?」

「ええ、まあ」

「この家に人が来たのは十年ぶりぐらいですよ…。この

地域に人が来ること自体が珍しいですから」

  

 

マリアが、軽食を作るために台所に向かっていく。

さってとさりげなく山口さんの話題を…。

とっさに本棚に目を向ける。

さりげなく…。


「あ…」

「すいません。ちょっと気になって…」

本棚のアルバムに山口との写真があった。

「この写真は…」

「なんでしょう…この写真…」

「何も覚えてないのですか?」

アルバムには、山口との写真が大量にあった。

しかし、アルバムにはホコリが被っており

開いた形跡がなかった。

「きっと大切な人だったんじゃないんですか?」

「さあ…」どうやら忘れてしまっているらしい。

「あれ…」マリアの目から涙が流れてくる。

半分NPC、半分自我を持っているせいだろう。

半分の自我が記憶に呼びかけて涙がこぼれ落ちる。

「マリア…」山口が姿を表わす。

「かずや…」今までの記憶が蘇ったのかマリアと山口が

抱き合う。

「良かったですね」

「え…ええ…」久しぶりの再開にもかかわらず山口は、

どこか冴えない表情だった。

まだ、罪悪感に苛まれているのだろうか。

この世界では、みな疑問などいだかない。

罪悪感など感じてる転生者のほうがすくない。

しかし、異世界転生が長引け彼のようにどんどんおかしくなっていくのかも

しれない。


俺は、少し気になったので異世界になぜかある写真アルバムを

そのまま見させてもらう。

まあ、異世界のエルフは、転生者たちの都合のいいように

改造されているので、一度寝室にいったら[ながい]からなぁ。

ふたりともそっこーで寝室に行ってしまったので

当分帰ってこないはずなのでアルバムを熟読させてもらう。

第二次異世界観測隊…。

まじかよ…異世界が転生が始まったばかりのころ

多数の犠牲者を出し生存者わずか一名の大惨事となった。

異世界転生だった。

当時大きなニュースになり。国会でも取り上げられ

観測隊の中断が決定されるなど大騒ぎになった。

今では現代社会の教科書にも記載されている大事件だ。

まさか…生き残り?! いや、でも他は全員死んだはずじゃ…。


そもそも、山口おそらくこの名前も偽名…は、

なぜ投獄された…。

いや、寝室でお楽しみ中の中突撃するのもなぁ…。


俺は、静かにその場をあとにすることにした。

さってと学院に戻るか…。逃亡したところで、

冒険が続くだけだが、せっかくの学生生活自分から投げ捨てるわけには

いかない。現実世界では、二度と戻れない

にもかかわらずわざわざ自分から投げ出す必要もないだろう。



「おい、あの馬鹿のこのこと戻ってきたぞ」

「憲兵!」すぐに憲兵が現れる。

「いや、いいだろう。今日は文化祭せっかくなので

決闘で決着をつけよう。もしこの決闘で勝利するれば

今までの罪を見逃してやろう」

「いいでしょう」

正直ぱっとみなんの能力も持っているかわからない。

転生したまま現代人の見た目のまま過ごす転生者が

多いの見た目だけでは能力はわからない。

「どうした? こいよ」

「ああ、じゃあいかせてもらう」万里転生で

賢者に変身する。

さってとまあ適当に災害級の技でも使うか…。

異世界には、災害級というランクの技がある。

これも伝説という言葉チープさを感じるようになった

転生者たちが、あらたに作った概念で文字通り

国を一つ滅ぼせるようなレベルの技になる。

「炎舞天空の陣」

空に豪炎の円陣が生まれる。

会場からは、感嘆の声があがる。

「あれは…災害級の大技どうして百組の生徒が…」

「いいぞ! シャドー・ハートやってしまえ!」

勝利を確信した百組の生徒たちは、大声で絶叫する。

「空見えるか?」

「ああ」

「あれゆっくり降りてきたらそこでゲームオーバーだ」







対峙する転生者は、空高く築かれる円陣を見上げる。

やがて炎は、収束し転生者が炎に包まれる。

俺は、勝利を確信して後ろを向く。

そう、後ろを向いたはずだった。

周りから歓声があがる。

「さすがエルドラン様!」

貴族となった転生者は、無傷で眼の前に立っていた。

「!?」俺は、わざとらしく衝撃を受けた表情をする。

「何を驚いているんだ。あれは、身代わりの魔法ガリウス

まあ無理はないな神話上の技でもうすでに途絶えたと思われていた。

技だからな」

神話上の技とは、これまた転生者たちが、好む技で

異世界の成り立ちを勝手ににでっち上げそれを

勝手に異世界創生の神話としそこで活躍した

神々が使用した技を神話上の技とした。

しかし、転生者たちが自分が毎度のことながら

最弱最強を主張しまくるせいで、

膨大な神話が乱立している状態でもはや

ファーストフード神話に百均の神話上の技になっていた。



「そうか、じゃあ無能で貧乏な転生者の君にも

わかるような技を使ってあげよう。サン・フレア」

サン・フレアは、火の初歩中の初歩の魔法だった。

しかし、しかししかしスペックのバグっている転生者たちのことだ

凄まじい破壊力を発揮する。

俺は一瞬で体力を削られる。

「ば、馬鹿なこんな初歩的なざわでやられるわけ…」

考えに考え抜いたセリフだった我ながらくっさいセリフだ。

しかし、本来なら一発で敵を倒すことが不可能な初歩技で

[まさかの]一発KO! それを誇張するよるようなセリフだった。

倒れるときも膝からばったりと倒れる。

我ながらプロフェッショナル!


「キャッー! エルドラン様!」そして、周りから

勝者「笑」失礼、圧倒的勝者となったエルドラン様の

元に美少女たちが、駆け寄ってくる。

「あの技なんなんですの?」

「あれ? ああ、教科書に乗ってるでしょ? これ」

そう言ってエルドラン様は、授業で使用されている魔術書

面白いほどわかる基本魔法という教科書のページを開いて

見せる。確かに、最初の方に乗っている初歩的な技だった。

「え!? でもこれってスライムを倒すときにしか

使えないような基本的な技じゃ…」

「そうなんだよ。だからなんで倒れたかさっぱり

わからなくて…」エルドラン様は、くだらないとぼけた表情を

していた。

な〜にが、初歩的な技だボケが、俺は倒れた不利を

しながら心の中で毒づく。

ブレイングエッジという害悪プレイヤー御用達の

ユニークスキル「チート」と使用して攻撃力を

十倍に増幅していた。

このスキルは、どんどな攻撃でも強力な攻撃にしてしまうため

バトルにおける戦略性を損なわせるためかなり嫌われていた。

こっそり混ぜやがって…。

俺は、細めにハーレムを無事作ったエルドラン様

を見送る。

いいね! 

おっ! きたきたありがとよ。

そう無課金プレイヤーは、こうやってわざと敗北して

勝利した対戦相手からいいね! をもらいそれを

ポイントに還元して強化していていくしかないのだ。

いわば負ければ、負けるほど強くなるという

システムの穴をついた強化方法だった。

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