文化祭 学園 2
この作品に描かれている内容は、
如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。
現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、
全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切
関係ありません。
ショーケースに百ラクスの女子は
飾られることになっていた。
その姿をみて貴族の転生者
たちが奴隷を選ぶ。
メイド服を着せてメイド喫茶を
やったりした女子生徒たちを
貴族たちが選別していく。
そして男子生徒は…貴族との
戦闘相手をしないといけない。
当然のように百組の生徒たちは、あまりに
よわくみな総じてボコボコされていた。
そなために皮肉なことに
百組の剣闘士のイベントは、学院
の名物となっていた。
クラスランクが上がると上がるほど
勝てなくなるなるので
一番弱い百組の生徒たちとの剣闘イベントが
大人気になっていた。
クラスによって出し物の内容は、
様々だ。スクールアイドルを結成
してライブを実施して貴族たちの
目に止まろうとするものなどみな様々
ことをしていた。
ただ百組の生徒たちは、基本奴隷なので
そのような行事とは全くの無縁だった。
同級生たちが次々にふっとばされていき
死屍累々となっていく。
「次の相手は誰だ?」百組の生徒たちを
ボコボコにしていた転生者の貴族が
自信満々で次の相手を探す。
「あとは、俺一人だな…」
そう、俺もこの目の前の醜い転生者と
同じ転生者にすぎない…。
親が死んだ。
いずれわかっていた事だったしかし
それでもなんの準備もできていなかった
俺は、すぐに生活に困窮することなる。
あとは、餓死するのを待つだけ
そんななか俺の目に止まった求人が
異世界転生のサクラだった。
求められることは、ただ一つ
絶対的敗北。
勝利することは許されない面倒くさい
課金プレイヤーに負けてあげないといけないのだ。しかし、背に腹は代えられない。
俺は、この仕事に応募することとなった。
そう…。俺の目の前にいる。
この貴族出身地を見て溜め息をつく。
トンキンか…。
トンキン出身のプレイヤーは、特に
たちがわるかった。
出生率を低下させ日本を破壊した
恥さらし都市トンキンやはり、
現実世界を破壊した連中は、異世界に来ても迷惑できかなかった。
「課金ができない乞食が偉そうに」
貴族は、高級ステッキを掲げ
攻撃をしてくる。よくわからないが
つよい。広範囲から強力か魔力の玉が
降ってくる。
会場に集まったギャラリーからは、
歓声があがる。その興奮は、
大型の動物が小型の動物の捕食を
しているようなものだった。
圧倒的な力の差があるからこその
楽しみ興奮だった。
負けるつもりだった。
しかし、目の前には、貴族が伸びていた。
「貴様…一体…」
万里転生俺のもつスキルだった。
どんなキャラにでも転生できるスキル
だった。
俺は、目を点にして牢獄の格子を持っている。
どうしてこうなった…。
お金のないプレイヤーが勝ってしまうそれこそ
異世界では、絶対に許されなかった。
異世界で勝てるの課金したプレイヤーのみ。
その禁忌を破ってしまったのだ。
ここどこだよ…。
「学院の地下だよ…」
「うわ! びっくりした…」
誰もいないと思っていた牢獄から声が
してきた。
「新入りか…」
どうやら、先輩らしい。
「どうも…」
少しお互いに自己紹介をして打ち解けた。
名前は、山口というらしい。
日本出身の転生者らしい。
壁に飾られている。美人のエルフ…。
ん〜気になるな。
なんて聞けばいいんだ…。綺麗な彼女ですね…。
ん〜、かわいいキャラですね…それは、それで失礼な気もするしな…。
そんなこと言ってしまえば、異世界に行った時点で俺自身も
キャラ化したようなもんだしな…。
「ああ、彼女かい」俺の視線に気づいたのか
向こうから切り出してくれた。
「あ、すいません。つい気になって…」
「投獄される前に付き合っていた彼女だよ…
「そうですか…また会えるといいですね…」
「もういいんだ…」髪はボサボサ、ヒゲは伸び放題浮浪者のような
容姿の山口は、うなだれながら力なく言葉紡ぎ出す。
「でも…彼女は、まだ待っているじゃ…」
「これは、自分に対する罰なんだ…。君は、異世界に来ることが
罪だとは、思わないのか?」
「え?」
「マリアは、僕のことが本当に好きだと思うかい?」
「え?」
「この世界にこれは、どんな弱者男性でもTVに出ている
芸能人の数百倍は、可愛い美少女と恋愛ができ。結婚もできる。
でも、それは、本当に愛なのか?」
「でも、現実世界の女性は、見向きもしてくれないし…」
「そう、俺もそうだった。全く現実世界では女性に相手にされず
この世界に来た。今でも現実世界の女性のことを全滅させたいぐらいに
恨んでいるでも、マリアは、本当に幸せなのか?」
NPCの幸せとは、なんのなのか。それは、俺にも
ただ、確実に言えることは、異世界転生する転生者は、
みな全員がこの世界での成功を疑わない。最強でハーレム。
何一つ疑うことはない。
「もう、耐えられなくなったんだよ。自己嫌悪に
俺は、騙しているんじゃないかと…」
もう俺は、異世界転生をした罪を償いために永久にこの
牢獄に自らの意思で入らんと言わんんばかりの勢いだった。
「じゃあ、聞きに行きましょうよ」
「え?」
「あなたは、幸せだったか?」
山口は、きょとんとしていた。
「よっし! と決まればとりあえずこの檻とっとと
ぶっ潰して出るか!」
「いや…そんな脳筋な…そもそもこの檻
完全耐性能力の檻だぞ…。だから魔法もアイテムも受け付けない…」
「ならば…表から開けるまで…」
「は?!」
「万里転生!」シャドー・ハートは、自らの体を
スケルトンに変えてしまう。
「ほらね」自らの体をバラして完全耐性の檻の隙間から
抜け出してしまう。
そして、そとから牢獄を解錠してしまう。
「もうちょっとダイエットしたほがいいよ☆」
「いやいや、ただの骨じゃね〜か」二人であっさり
脱獄してしまう。
「コンコン」静かな森の一軒家の扉がノックされる。
「はい、どちらさんでしょうか」
「ただの人間です」
「はい?!」
「なんの用でしょうか?」中からは当然戸惑った声が聞こえる。
「エルフが死ぬほど好きなどこにでもいる人間です。
会って話を聞いてくれないでしょうか?」
困惑したエルフが姿を表わす。現実世界ならそっっこーで
逮捕されているが、異世界のエルフたちは、転生者好みの性格に
改造されているため多少の警戒心はあるもののそのほとんどが、
ひじょーにお人良しだった。
「とりあえず、中でお茶でもどうですか…なんか濡れているみたい
ですし…」
「ありがとうございます! いや〜参りましたね
大雨で」シャドー・ハートは、何故かずぶ濡れだった。
「いや…どうみても快晴ですけど…まあいいや」
よっし、そのへんの池に勝手に飛び込んで
優しいエルフの同情を誘う作戦成功!
「あ、すいません…」エルフのマリアは、温かい
お茶を出してくれる。
「こんな僻地までよく来られましたね…冒険者の方ですか?」
「ええ、まあ」
「この家に人が来たのは十年ぶりぐらいですよ…。この
地域に人が来ること自体が珍しいですから」
マリアが、軽食を作るために台所に向かっていく。
さってとさりげなく山口さんの話題を…。
とっさに本棚に目を向ける。
さりげなく…。
「あ…」
「すいません。ちょっと気になって…」
本棚のアルバムに山口との写真があった。
「この写真は…」
「なんでしょう…この写真…」
「何も覚えてないのですか?」
アルバムには、山口との写真が大量にあった。
しかし、アルバムにはホコリが被っており
開いた形跡がなかった。
「きっと大切な人だったんじゃないんですか?」
「さあ…」どうやら忘れてしまっているらしい。
「あれ…」マリアの目から涙が流れてくる。
半分NPC、半分自我を持っているせいだろう。
半分の自我が記憶に呼びかけて涙がこぼれ落ちる。
「マリア…」山口が姿を表わす。
「かずや…」今までの記憶が蘇ったのかマリアと山口が
抱き合う。
「良かったですね」
「え…ええ…」久しぶりの再開にもかかわらず山口は、
どこか冴えない表情だった。
まだ、罪悪感に苛まれているのだろうか。
この世界では、みな疑問などいだかない。
罪悪感など感じてる転生者のほうがすくない。
しかし、異世界転生が長引け彼のようにどんどんおかしくなっていくのかも
しれない。
俺は、少し気になったので異世界になぜかある写真アルバムを
そのまま見させてもらう。
まあ、異世界のエルフは、転生者たちの都合のいいように
改造されているので、一度寝室にいったら[ながい]からなぁ。
ふたりともそっこーで寝室に行ってしまったので
当分帰ってこないはずなのでアルバムを熟読させてもらう。
第二次異世界観測隊…。
まじかよ…異世界が転生が始まったばかりのころ
多数の犠牲者を出し生存者わずか一名の大惨事となった。
異世界転生だった。
当時大きなニュースになり。国会でも取り上げられ
観測隊の中断が決定されるなど大騒ぎになった。
今では現代社会の教科書にも記載されている大事件だ。
まさか…生き残り?! いや、でも他は全員死んだはずじゃ…。
そもそも、山口おそらくこの名前も偽名…は、
なぜ投獄された…。
いや、寝室でお楽しみ中の中突撃するのもなぁ…。
俺は、静かにその場をあとにすることにした。
さってと学院に戻るか…。逃亡したところで、
冒険が続くだけだが、せっかくの学生生活自分から投げ捨てるわけには
いかない。現実世界では、二度と戻れない
にもかかわらずわざわざ自分から投げ出す必要もないだろう。
「おい、あの馬鹿のこのこと戻ってきたぞ」
「憲兵!」すぐに憲兵が現れる。
「いや、いいだろう。今日は文化祭せっかくなので
決闘で決着をつけよう。もしこの決闘で勝利するれば
今までの罪を見逃してやろう」
「いいでしょう」
正直ぱっとみなんの能力も持っているかわからない。
転生したまま現代人の見た目のまま過ごす転生者が
多いの見た目だけでは能力はわからない。
「どうした? こいよ」
「ああ、じゃあいかせてもらう」万里転生で
賢者に変身する。
さってとまあ適当に災害級の技でも使うか…。
異世界には、災害級というランクの技がある。
これも伝説という言葉チープさを感じるようになった
転生者たちが、あらたに作った概念で文字通り
国を一つ滅ぼせるようなレベルの技になる。
「炎舞天空の陣」
空に豪炎の円陣が生まれる。
会場からは、感嘆の声があがる。
「あれは…災害級の大技どうして百組の生徒が…」
「いいぞ! シャドー・ハートやってしまえ!」
勝利を確信した百組の生徒たちは、大声で絶叫する。
「空見えるか?」
「ああ」
「あれゆっくり降りてきたらそこでゲームオーバーだ」




