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この作品に描かれている内容は、
如何なる実在する人物、組織への誹謗中傷を意図したものではなく。
現実世界のいかなる団体、個人を指し示すものではなく、
全て物語でありフィクションであり、実在の人物・団体、実際の事件とは一切
関係ありません。
幼いころの記憶はさだかじゃないが思い出しながら
さかのぼっていきたいと思う。
母は、新興宗教幸福学会の熱心な信者で
仏間で熱心にお経を唱えていたことははっきり覚えている。
この宗教は、活動すれば幸せになれる
願いが叶う、病気が治る、経済苦から
逃れられるなど功徳が得られると教え
戦後のこの国日本帝国で一気に巨大化していった。
信者は、うなぎのぼりでしまいには
幸福学会の支持を受けた政党が与党に
までなってしまった。
その莫大な資金と強大な権力から
文字どうり最強の新興宗教と知られていた。
「真! 今日のお経は唱えたの!」
幼少期の俺は、母親監視の元、幸福学会のお経を
唱えることを強要されていた。
川上真 【ステータス】
仏罰 +一万
悪運 +百万
邪教を習得した。
今思えば罰当たりなことをしていたのが
後の私の人生をどん底に落としたこと
密接に関わっていたことは疑いようがない。
なぜならこの幸福学会は、
元々、幸福正教会の信徒団体だったが、
すでに破門されており、
幸福正教会から仏敵として認定を受けたいたからだ。
幸福正教会は、歴史の教科書にも掲載されている
いわゆる古典的仏教で、その歴史は
千年以上にのぼる。
小学校に入学したことを
覚えているが小学校での日々は
ほぼオートだったような気がする。
何かを強い意志でおこなったという
感じではなかった。
しかし、今思えば間違いなくここが、
人生のピークだっただろう。
中学高校になり徐々に自分の意志が
芽生えはじめ自分での選択を
行うようになっていた。
ステータスの振り分けは、
迷わず防御に全振りした。
ここでいう防御は、何も校舎内を盾をもってうろうろするような
ことでない。
人や社会から自分を守るための個々の壁
そこにステータスを全振りした。
いわゆる陰キャのチー牛になった。
その方が自分の人生にあっていると
思ったからだ。
私は、ここで読書に明け暮れた。
軍事、政治経済などに教養を深めた。