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エッセイ

夢の雫は夜明けの香り

作者: 暮伊豆

夢を見た。

とても奇妙な夢を。

だから……ここに記す。




私はバイクを駆っていた。そして山の頂上にある温泉に行く途中だった。時間は午後。

そんな時、私の携帯に電話がかかってきた。バイクの運転中なのに出る私。バイクは停めている。


「おい! 入試もう始まっちょるんぞ! ええんか! (はよ)う来いっちゃ!」


幼稚園の頃から付き合いがある友人からの電話だ。通称『なー君』としよう。


「中央の入試ぁ今日なんぞぉ!?」


どうも本日は○○中央高校附属中学の入試日らしい。ちなみに時刻は14:20。


そう。なぜか私は中学入試を受ける予定だったらしい。夢の中での私はたぶん20歳を過ぎているのに。


そして我に返った私は一目散に実家に帰り着替えを開始した。入試というからには制服で行く必要があるのだから。


なお、実家には心配そうに私を見る両親がいた。二人とも元気そうで……ぐふぅ……

私に「早う行きぃさん!」なんて急かしてくれている……

ごふぅ……ううっ……うおおーーーん……かーちゃん……




そして私は制服っぽい服装に着替えて受験票を鞄に詰めてバイクを走らせた。愛車SR500を。


ある程度走らせたところで私は途方に暮れる。理由は学校名が分からなくなったからだ。


我が山口県には○○中央と言われる高校が2つあるのだ。が、どちらにも附属中学などない、のだが……


そのために!


夢の中の私は行く道が分からなくなり!

バイクを止め、荷物の確認を始めるのだ。

学校の名前を確認するために!


ところが!

鞄に入れたはずの受験票が見つからない!


途方に暮れる私!

なぜか場所は港町!

漁民の皆さんとお喋りをしている!

バーベキューなんかして!


刻々と過ぎる時間。時刻はすでに16:00を回っている。


そこで夢の中の私は起死回生のアイデアを思いつく。中学校に電話をかけて道を聞くというものだ。(学校名が分からないのに電話をかけられたのは夢の中だからってことで……)


『○○中学です』


「お世話なります。本日そちらで入試を受けることになっております暮伊豆と申します。実は道に迷ってしまいまして困っております。」


『ああ……私、入試担当の濱田です。あのですね暮伊豆さん? あなたの電話そのものが私の時間を浪費していることは自覚されておりますか? あなたは時間に遅れた。つまりもう我が中学にとっては無価値です。よってこのような電話など何一つ……全くもって……無意味なのです!』


「え、あ、その、では、その、入試は……」


『とっくに終わってるに決まってるでしょう! いま何時だと思ってるんですか! いい加減にしてくださいよ! うちに時間を守れないようなカスは要りませんから!』


そして……電話はガチャ切りだった。


その後のことはよく覚えていない。なぜか私は電車に乗っていた。

しかもその電車には座席と言うものがなく、全てが湯船だった。

つまり、電車に乗ったからには、服を全て脱ぎ、湯船に浸からなければならないのだ。


さて、私が乗った駅は山陰本線JR長門駅。

乗った私はすぐに全裸となり湯船に浸かっていた。いい湯だ。ごきげんだ。あははん。


そしてなぜか!

私が降りる駅は『人丸(ひとまる)

柿本人丸に由来のある『人丸駅』らしい。


ところが!

湯船に浸かってテレビでルパン3世を見ていた私は、電車が駅に着いてから降りる用意を始めたのだ。


そう。

間に合うはずがない。


無情にも電車は発車してしまった。


したがって……私は次の『伊上(いがみ)』で降りることとなる。


さて話は戻るが、人丸駅に停車している間にやけにたくさんの乗客が乗ってきた。

その中になぜか!

私の元カノがいた。しかも顔はかのシェリー氏そっくりで……男連れで!

そして彼女は乗客を相手にヨガ講座を始めるのだった。私のことなど目もくれず。




そして電車は伊上駅に停まった。


その伊上駅では父親が待ってくれているはずなのだが……







そこで目が覚めた……

時刻は朝の8時。普段私が起きるはずもない時刻。

明かりは付けっぱなし。


夢の中でもがいていた私は安堵した。

全ては夢だったのだと……ようやく理解したのだ。


夢の中で○○中学の濱田氏の自宅に訪問した気もするのですが、そこは不明瞭ってことで。

なぜか濱田氏の奥さんがシャワーを浴びて、くりぃむしちゅーの上田氏もシャワーを浴びており、同じく有田氏が興奮する上田氏を止めていた。そんな不可解な夢でした。




ああ荒唐無稽な夢だった。


さて、諸君。

創作界隈に限らずこのような意味不明な夢を見ることは誰だってよくある。だろう?

そう、誰にだって。


そうだ。

分かるだろう?

『エッセイ界を駄文で埋め尽くそうぜプロジェクト』は依然として進行中なのだ。

このようなクソ下らない夢だってエッセイにしてしまってもいいのだ。


分かったな?


分かったのなら……


書け!

クソ下らないエッセイを書け!


書いてエッセイ界を埋め尽くせ!


やろうぜ?

なあ、お前ら……


やったれやぁ!!

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普段はこんなのを書いてます。
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― 新着の感想 ―
[良い点] 夢ってホントに不思議だよね~。 ワシ、夢で暮さんと呑んだことあるわ。
[良い点] 夢を文章にするとわけのわけのわからない事が起こっていることに用意に気づけて良かったです。 今度面白い夢があったら文章にしてみたいと思います。
2022/09/08 19:53 退会済み
管理
[良い点] 着地点が素敵! かっこいい! [一言] 電車の中でお風呂に入ってみたい。 そんなふうに思える素敵な夢でした(*´∀`*)
感想一覧
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