Sub から始める
VBA を始めるに当たり、納得行かなかった筆頭がこれだ。VBA にはmain {} も int {} も存在しない。マクロは Sub 文、ユーザ定義関数は Function 文に書かなければならない。
Sub ()行で始め、End Sub 行で終わる。なんて書き方は、マクロの記録で自動生成されるコードを見れば良いので、あまり気にしなくてよい。それより Sub 文の中に、他の Sub ()や Function ()を呼び出せることを覚えて頂きたい。これを使ってマクロの分割ができる。
呼び出し文冒頭の Call は省略できるが、省略してしまうと後から見てこんがらがるので、書いておくよう薦める。次いでに書くと、代入式も実は Let 文の冒頭省略とされる。
Let n = n + 1
という事は、覚えなくてよい。必要が無い。
なおヘルプは「文」とは書かず、「Sub ステートメント」「Function ステートメント」としている。……だから、ちっとは考えて書け、馬鹿野郎!
Sub というのだからサブルーチンの略に思えるのだけど、VBA のサブルーチンは別にあって、Goto 文で飛ばした先のルーチンを言う。ルーチンには名前を付けておくか、行番号を指定する。
If 文などとは違う Goto の味わいは、何処にでも飛べて終わりというものが無い自由さにあり、ハッカーが愛して止まないものらしい。「Goto キャンペーン」の名を耳にして寒くなったプログラム仙人が全国に1000人はあるかと思いきや、そういう話を聞かないのは、他人の頭を使わないと文字も書けない新聞記者が、人の話を聞かないからであろうか。
それはさて置き、こんなのでもエラー処理には使える。OnError Goto …… とやって、メッセージを出したり開いたファイルを閉じて終了とか。見れなくなったヘルプにサンプルもあったと思うので、見れる人は参照されたい。
際限なく Goto で飛ばして回る処理も書けてしまう筈だが、何かしら忌まわしい感情により、この点に関する小生の記憶が失われてしまったので悪しからず。