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Excel VBA プログラムの作法  作者: 流 琢弥
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代入式と改行文字

10年前に自分が書いたスクリプトというかExcel VBAマクロを手直しする羽目になり、でも自分以外にそんなEnd User Computing なぞ仕事が忙しい折にやってみようという者は居らず、後継者不足に悩むので、とりあえず知っていることを書いてみる。「怠けるための努力は惜しまない」という、プログラマにとって座右の銘というよりは原動力に近い衝動が、理解を得るとは限らないし。嘗て運営したホームページ『魔術幻燈』にも少し書いていたが、散逸して久しい。


COBOLの研修など遠い昔に受けた内容は、全く覚えていない。当時は雨後の筍よろしく生えていたCOBOL専門なSEから「Window$の事はMicro$oftに聞いてくれ」的な言われ方をして逆ギレしたのが自分のプログラミング入門であったから、我ながら嫌な入り方をしたものであったが、それにしても最初は全く意味が解らなかった。中でも最高に意味が解らなかったのが、同僚の書いてくれたサンプルで


n = n + 1


とあるのだった。どう見ても等式でなく、こんなの機械に突っ込んだら壊れやしないかと常識的な心配をする小生に、同僚は冷たく「左辺を右辺の状態にするのみ」と指摘。やっとの事に、これが代入式であることを理解した。

もっともこれは Visual Basic での話で、C言語その他であれば


n += 1;


と書けるから、却ってこんな勘違いは起こらなかったかもしれないが、過去は変えようがない。

なお行末を;で閉じ、これを改行文字と称する習慣は、Visual Basic には無い。普通に改行文字CRLFが1行の終わりなので、Visual Basic で言う改行文字とは、次行へ続けて書くことを示す" _"であるから、まるで意味が逆。

C言語その他をホームグラウンドにしているハッカーから見れば、さぞかしストレスの溜まることであろうが、そういう環境なのだから、とっとと慣れて頂く他ない。「所詮はBASIC!」と叫んで物を投げつけたくなった時のために、枕か何か、人に当たってもダメージの少ないものの常備を勧める。

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