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申し訳ないです
投稿ペースはかなり落ちそうですが
完成はさせるつもりです(._.)
ぼくと麗奈ちゃんは今は毎日一緒に帰っている。
一応周りに誰もいないことを確認し、
帰り道で相談した。
「ちょっとね、またいつものことで
相談があるんだけど…」
「ん…分かった…」
もはや放課後彼女の家に向かうのは
日課となっていた。
その後も他愛ない話をして、
彼女の家についた。
そしてさっそく
彼女にそのメールを見せた上で
僕なりの調査結果と見解を述べた。
「いま一番欲しい影響力ありそうなやつで
向こうからコンタクト
取ってきてくれたんだけどさ
どうやらネットでハッキングとかして
悪い企業とかをこらしめてるらしくて
仲間に引き込みたいんだけど
とりあえずOKして
やりとりしてから幹部の打診して
みようかなと思うんだけど
どうかな
そうなると実際あって
話さないと始まんないと思うんだよねー
やっぱり信用とかあるからさ」
「わかった…
とりあえずは話してみて…だね」
彼女はノートに書いた。
①DMのやりとり
②電話
③直接会う
「簡単にまとめたけど…
電話は入れた方がいいかも
後は①の段階でお互いどれだけ
納得できるかだよね
『NW』に入ることで
『xeno』が目的を果たせるのか
今、目的を果たすためにハッキングとかしてるんだろうから…
目指すところが一緒なら心強いけど
そうじゃないならどんなに優秀でも
うまくいかないから
諦める覚悟はしといた方がいいかも…
それくらいかな思うことは
」
彼女は普段は大人しいが、
意見を求めたら率直に
整理して自分の意見をはっきり
述べてくれる。
たしかに彼女の言うことは的を射ている。
「ありがとう。
とりあえずやりとりしてみるね
最初は他の人に送ってるのと
同じでいいかなー
ちょっと今回慎重だから
送る前に毎回
麗奈ちゃんにも確認してい?
ちょっと面倒だと思うけど…」
「ん…全然
頑張ろうね」
笑顔でそう言った。
彼女はいつも不意討ちしてくる。
あんまりやられると理性がもたないのだが
本人は全く気づいていない。
とりあえず送信しておいた。
有能だからといって、
あんまりガツガツ行ってしまうと
引かれる可能性がある。
なにより、僕ならそういう
態度でこられるのが好きじゃないし、
自分らしく
無理したって長続きしないし
それで離れてしまったら
しょうがないという気持ちで接することにする。
ここで、僕は以前から考えていた案
について相談することにした。
「目的というか
そういうのはつくったときから一応あるんだけどね
理念というかそういうのが欲しいなって
ルールを作ろうと思って、
で第一が正義のために
だからなるべく常識ははずれない
社会のルールから外れないってことで
なるべくっていうのはルールの方がおかしいこともあるかもだから
その場合は相談してって感じにしたいかな
例えば一つ考えてるのが殺さないこと
もしかしたら危険な目に合うかもしれないけど
殺してしまったらそこにどんな理由があっても正義とはいえないっていうのが僕の倫理観だからね
まぁ洗脳しようとしてるのになんだって
はなしだけどね
洗脳っていうのもやめよう
説得っていよう
まぁ言葉変えただけだけど
こうゆうの大事だからね」
ぼくがつらつらっとあげたことばを
彼女は当たり前のように
わかりやすくノートにまとめあげた
これは最近分かったことだが、
授業中彼女のとったノートは
びっくりするくらいわかりやすい。
分からない問題について質問したときも
短い時間で分かりやすく説明してくれる。
彼女は成績がいいが、
勉強できるからといって、
まとめるのが上手い、
教えるのが上手いとは限らない。
彼女は分かりやすくまとめる能力が高いのだ。
これは彼女の優秀さを表す指標のひとつであり、
この能力は秘書的な役割として
存分に効果を発揮している。
そんな中さらに返事がきた。