stage:6 作戦
それから、俺と由美は、用意されていた食事を食べながら、このゲームでどうやって生き残るか考えた。
そして、1時間考えた末、いくつかの作戦を考えた。
作戦1、
距離をあけて歩かない。出来るだけ一緒に行動する。
作戦2、
力の均等の為、ケイトは前、由実は後ろを守る。
作戦3、
常に武器、食糧、道具などの必需品は、必ず所持しておく。
なお、重たい物はケイトが所持。
※動きが鈍る為。
作戦4、
情などは全て捨てる。容易に他のチームを信用しない。
作戦5、
生き残る。
以上。
「でも……。」
「ん?」
「でも、何人の人が参加してるのかな?」
作戦を考え終えた後、なにを思ったのか、由美はポツリと呟いた。
確かに、参加人数を知るのはこれから先、生き延びるためには知っておく必要がある。
「そうだな…。」
かと言って、調べる術もないし。
何か名簿のような物があれば…
後、地図とコンパスも。
俺は真剣に悩んだ。
「あの…。」
「ん?」
「名簿と地図とコンパス…ありましたよ?」
「はぁ?」
そんな時、隣から由美が声をかけてきた。
なにかと思って隣を見てみれば、彼女は俺が必要としていた物を持って、不思議そうに小首を傾げていた。
マジかよ。
俺は苦笑しながらそれを受け取る。
そして名簿を開け、
マジかよ。
再び苦笑した。
参加人数200人。
チーム数、100。
俺は、このゲームで生き残れるか不安になった。