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インフィニティコード  作者: 柳神城
2/3

stage1 First Dead

ペースをガンガン上げてきます!

手抜きではないよ-!

 1stday 12;01 code1 newgame phase1



「暁君、こっち」

「おう」

 もう12;00を過ぎた時点でゲームは開始している。

 屋上は入り口を奪われたら逃げ道がなくなってしまう。

 俺達は素早く階段を降りて敵影を確認した。

「暁君後ろへ下がって!」

 何か感じたのか進む足を止めスカートのポケットからカッターを取り出した。

 そしてカッターの刃を一枚折って前へ投げる。

 刃が床へぶつかる前に小爆発が起きた。

「なんでわかったんだ!?」

「千里眼、それが私の能力」

 千里眼、それはすぐれた洞察力,直観的明知、遠く離れた土地の出来事や未来のこと,また人の心の中を知りうる能力の事だ。

「相手はトラップを使う相手のようね、もう学園中トラップだらけかも知れないけど、私がいるから安心してね」

 まあ、トラップ相手には千里眼の涼風亮子が適任だ。

 ましてやまだ一回分の記憶しかないから対して戦力にならない。

 動こうとした瞬間、何かが炸裂する音と悲鳴が無人の廊下を伝って聞こえてきた。

「一般の人も巻き込んでるのね・・・・・・1人死んだわ」

「え? 死んだ?」

 これは本当にゲームなのか? 

 いいや、違う。これは戦争だ。

「綾音様! お逃げください! ここは私がまm」

 鼓膜を破るほどの断末魔。

 この声は!

「片瀬さんの信者の声だ! 助けに行かないと」

 そうゆう俺に涼風は制止をかけた。

「い・・・や・・・」

 幼い声だが恐ろしい程の殺気を孕んだ声の主は2年3組の担任である楊弓天帝ようきゅうてんていだ。

「駄目だよ、死亡フラグなんか立てるからぁー」

 その惨劇はこの先で起きていた。

「暁君、ここは逃げるのが妥当よ」

「だけど・・・・・・片瀬さんが」

 急に胸元を掴まれて鋭い眼光で睨んできた。

「ねえ、何を言っているのかしら? 狙われてるのだから参加者に決まっているわ。いつしか殺さねばならない相手が死ぬのよ? 自ら手を汚さずに済む。それほど楽で済む事は無いでしょう? 参加者の以上は慈悲は捨てなさい。わかったわね?」

 なるほど、効率よく動く合理主義者という事か。

 まあ、自分から死ぬ気も無いしいつかヤれる事を願ってその場から逃げた。

 その刹那、俺の頭が何かを貫ぬき鮮血を体外へと撒き散らした。

「暁君!」

 なんで?

 俺は地面に倒れているの?

 痛い、痛い、痛い。

 ああ、頭がかち割れそうだ。

 あれ? 俺の首はどこ?



1stday 11;54 code1



 ――――――――――――――!

 俺は声にならない絶叫をした。

 声が出ない。

「あ、あ・・・・ああ・・・・・・お・・れ・・・・・・は?」

 その時鮮明に思い出せるメッセージ。

 1stday 11;54 code1

 しかし、前回とは違う。このcodeが0から1になったのだ。

 これが何を意味するのかは知らないが、きっと大切なキーワードでは無いのだろうか。

 俺はこれからまた始まる惨劇戦争から逃げたい気持ちのまま涼風亮子がいる屋上へ行った。


 





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