stage0 始まりと終わり
またまた新作。
評価が良ければこれをメインにやっていきます。
3stday 16;50 code12
「どうして・・・・・・・?」
肉が切り裂かれ骨まで達してしまった刃、服を紅いぬらぬらとした血で濡らす。
ここは3階の廊下。
「暁君、どうして彼女に言ったのかな? ねえ?」
「どうしてって・・・・・・・」
遠くなる意識をなんとか保ちつつ会話をする。
「俺をそんな脱落させたかったのか? 仲間だと信じていたのに!」
「違う・・・・・・」
あ、やばいかも・・・・・・・死ぬ・・・・・・。
「おい! しっかりしやがれ!」
強烈な拳を喰らいよろめきながら壁に手をついた。
しかし殴られた衝撃で後ろに下がってしまった。
その刹那、体に刺さっていた刀が抜け、大量の血が雨のように飛び散った。
そこで意識がとぎれた。
1stday 11;54 code0
「はあ、はあ、何か恐ろしい事が・・・・・・・?」
心臓部に激しい痛みを感じ、起きるとそこには教室といういつもの慣れた風景が広がっていた。
ガタンと大きな音を立てたせいなのか、周りから変な視線を浴びていた。
訳もわからず取りあえずすこし身を縮め溜息をついた。
はあ、と大きめの溜息をついて目の前をみるとそこには見慣れない文字があった。
「何・・・これ・・・?」
1stday 11;54 code0 Until the game starts0;06.
「どうゆうことだ・・・・・・これは?」
訳がわからないから取りあえず屋上に行くことにした。
謎のメッセージを眺めて廊下を歩いてると何かにぶつかった。
ぶつかったのは学園のアイドルである片瀬綾音だった。
「はああああああああああああんううううううううん!? なんじゃなんじゃなんじゃなんじゃ! 綾音様にぶつかっておいて誤らないとか人間失格っしょ! 死刑しーけい!」
片瀬綾音はアイドルと呼ばれるほどスタイルも良くて可愛いし胸も結構ある方だ。あと体がエロい。
そして一番厄介な親衛隊の綾音様万歳応援軍団が規制を上げながら近づいてきた。
「え、あ、いや時間が、なんかすみません」
「時間? まさか意味不明なメッセージの?」
驚きだった。自分以外にいたなんて。しかも綾音さんに!
「え、はい。なぜ知っているんです?」
捕まえたらアヘ顔ダブルピースするまで犯し続けてやろう。
そんなきゃっきゃうふふな事を妄想していると綾音の顔が照っていた。
「え、いまエッチなこと考えてませんでした?」
「へ?」
ここはやばい!
「なああああああにぃぃ!? 綾音様とエロいことをしようと企んでるのか!? ゆるさん!」
信者が追っかけてきた。
まずい、殺される。
その時。
「待って! 君は何か知っているの?」
「知らないです!」
一心不乱に逃げて屋上へ何とか辿りついた。
「ふう、ここなら安全かな?」
深く息を吐くと空を見上げた。
「空が紅いな」
その場にしゃがみ込むと上の方から声がした。
「無様ね。あんなアホざるどもに追っかけられてひーひいうなんてね」
真上を見挙げると目が赤く光った少女がいた。
彼女はその場から飛び降りるとスカートを整えなあらこっちを睨んできた。
「あなたも参加者ね?」
「は?」
正直よくわからないまま今に至るから本当によくわからん。
「11;30に何かなかった?」
「寝てたからわからん」
自分でも呆れたが、彼女の顔は変わってなかった。
「夢とか見なかった?」
「うっ・・・・・・見たぞ・・・・・・殺される夢をな」
「ビンゴか・・・・・」
ビンゴ? 何の事だろうか。
「顔は覚えてる?」
「覚えてないが刀が俺の腹に刺さってた」
いまなら思い出せるはずだ。しっかりと!」
「もう少しなんか・・・・・・その」
「なに?」
「お前に似た奴が殺されていた。そいつに」
「え?」
えっ、という顔でこっちを見ていた。
「なるほど。あなたはコンテニュー前の記憶を持てるという能力ね・・・・・・」
「能力? どうゆうこっちゃ」
「なら話が早い。私と行動をして。いい? 離れたら死ぬかも知れない」
とりあえず夢が本当ならついてくしかない。
「私の名前は涼風亮子。2年3組の生徒よ。あなたは?」
へーなるほど。誰だこいつ。
「俺は暁裕翔。2年3組だ。って同じクラス!? 誰お前初めて知ったぞ!」
「酷いわね。知らないなんて。こんなスタイル良い子を知らないなんて残念。そうゆう私もあなたみたいな野蛮そうな人間を知らなかったわ」
「ひでえな」
「そう?」
1stday 12;00 code1 newgamephase1