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25 手を出してはいけない魔物・ゴブ生5

ゴブリン転生してしまった霧ヶ峰武志のお話です。

いつもより少し長いです。

ではご覧あれ。


 ゴブリンはオークが大嫌いでオークはゴブリンが大嫌いと。

 ゴブリンとオーク、お互い女を捕まえて子作りをする魔物だぁ。


 ゴブリンは捕まえたら自分達の巣まで運び、子作りの部屋に女を入れる。先にボスが襲ってから、手下のゴブリンが女を襲っていく感じだ。


 オークの場合、捕まえたら一番綺麗な食堂部屋に入れる。ゴブリンのように乱暴に扱わないそうで、納得するまで襲わないそうだ。


 オーク達は女をいきなり襲うゴブリンが大嫌い。ゴブリン達はそんなことを言ってくるオークが大嫌いで敵対関係。


 会ったら即殺しあいになるほど嫌いなんだとぉ。


 魔物ならだいたい会ったら殺すけどな。先手必勝だぜぇ?


 昨日倒したビックボアの毛皮で服を大量に作ってやった。これを50人以上いるゴブリン達に配る。滅茶苦茶、喜んでくれてたから作ったかいがあったってもんだぁ!


 ゴブリンが持っているボロボロの剣、槍、短剣、鎌、ブーメラン、杖。前あげたやつもすぐ壊れたのかぁ。


 ビックボアの牙とポイズンスネークの牙を素材に剣、槍、短剣、鎌ブーメラン、杖を大量生産した。


 ポイズンスネークの牙はさっき作ったのでもう無くなったが覚えているからいつでもあの牙を使った武器は作れるぜぇ。


 色んな効果が付いている武器とかも作ってみるのも良いかもな。それを俺と仲間達に持たせれば、ほぼ負け無しだぁ!!


『お前達!昨日はビックボアのステーキを食べたぁ!今夜も肉が食べたいだろぉ?』


 もう、異世界の美味しい魔物を食い荒らしたいくらだなぁ。


『『『『はい!武志様ぁ!今夜もお肉が食べたいです!!』』』』


『だがビックボアの肉はあんなにあったがぁ!昨日全部食べてしまったぁ!だから食料を集める!勿論、肉だぁ!』


 人数が多いからなぁ!あっという間に食料が底をついちまうんだぁ。どうにかなんねぇか!!

 魔物を倒せば経験値も稼げて食料も手にはいるんだから嬉しいよなぁ。

 食えない魔物もいるし、毒を持っている魔物とか、普通に食うところがないとかな。



 オーク、今回はオークの肉を食べたいと思う。



 ゴブリン達も前ボスの時に何度か食ってたらしいし。かなり旨いらしい。


『シャーマン達、オークがどれくらい強いか分かるかぁ?』


 そう、これは聞いておかないとなぁ。強すぎるなら不意打ちでも食らわすし。でもオークだしなぁ!あの序盤で出てくるオーク!!

ゴブリンが何を言ってるんだと思ったやつ前に出ろやぁ!


『前、オークの巣に乗り込んだ時は前のボスも一緒に来てました。ボスが一番前に立ち、オーク達をズバズバと切り捨てていたので弱く感じましたが、ゴブリンシャーマン二十人がかりでやっと小さめのオークを倒せたくらいです』


10人いるシャーマンのリーダーが前に出て言う。


 ゴブリンシャーマン二十人でやっと小さめのオーク1体かぁ。それってかなりオーク強くねぇか?あのボスそんなにヤバイやつだったのか。でもまあよ、卑怯な勝ちでも、勝ちは勝ちだからな。俺の方が強い!


『オークの肉を食いたいだろぉ?死ぬ気で戦えば勝てない相手じゃない!』


 死を恐れぬ者がどれだけ強いか。あれはヤバイ。


『はい、食べたいです。でも前はボスの右腕のゴブリンナイトさんとボスの左腕のゴブリンジェネラルさんが居たんです。あの二人が入ればオークの巣に乗り込みに行っても死人をあまり出さなくて済むんですけど』


『ゴブリンナイト?ゴブリンジェネラル?そんなやつが居たのか?』


 そんな強そうなやつは見てないぞ。俺がここに来る前に死んだとかか?


『二人とも何処かに行ってしまったんですよ。ボスは最初。凄く怒ってましたが『また新しいやつを鍛えれば良いか!』と言ってホブゴブリンを五人ほど自分の部屋に連れていったんです。ですが入っていった五人のホブゴブリンが部屋から出てくることはありませんでした』


 そのゴブリンナイトとゴブリンジェネラルは逃げたわけだぁ。そして五人のホブゴブリンは亡き者になってしまわれたとぉ。


 殺すほど鍛えたんだろうなぁ。たぶん、力入れすぎなんだよぉ!休憩挟めやぁ!

 あのボスの事だし、休憩無しだ!とか言ってそうだなぁ。


『よーしぃ!そろそろオーク殺しに行くけど、お前達!準備は出来てるなぁ!』


『『『『出来てます!武志様ぁ!』』』』

『まだ出来てません!』


 おぉ?一人だけ素っ裸のゴブリンが居るな。

 そこのゴブリン!気、抜きすぎだバカ!せめてさっき配ったふわふわ毛皮の服くらい来てろやぁ。

 さっき配った武器とか尻にひいてたし。このゴブリンやる気あるのかよぉ!ねぇだろ!飯抜きにするぞぉ?良いのかぁ?腹減るぞぉ?



 食いたきゃ戦え!死にたくなければ戦え!強くなりたければ戦えぇ!



 魔物を殺して経験値を得れば誰でもレベルアップするんだからよぉ。進化だってするしよぉ。

 お前らが進化すればそれだけ死ぬ確率が減る!

 それは凄く良いことだぁ!強くなるんだぁ!お前らぁ!


『武志様、待たせてしまってすみません!準備できました!』


『よぉし!それではオークを殺しに行くぞぉお!!』


『『『『うぉぉぉぉおお!!』』』』



 オークを探している中、後ろからちょくちょく『オーク達何て皆殺しだ』とか『あの鼻に花を刺してやる』とかって聞こえてくんだけどよぉ。


 小声で喋ってるから聞こえてないと思ってんだろうけど、滅茶苦茶聞こえるんだよなぁ。それはもう嫌なほど。


 あぁダメだダメだ!集中しろやぁ俺ぇ!油断してっとオークに殺されちまう。


『武志様、そこの草むらに魔力反応ありです!』


 探知系のスキル持ちかぁ。流石、ゴブリンシャーマンのリーダーだな。周りのゴブリンより良いスキル持ってやがるな。


 『武器魔法』


1鉄の剣


2銅のブーメラン


3銅の斧


 この魔法は距離が離れていても見える範囲で、場所指定すれば、指定したその場所に選択した武器が幾つも降り注ぐと言う恐ろしく残酷な魔法なのだぁ。本当に魔法なのかこれ。


 レベルアップしたからか、選択できる武器が前より強い物に変わっているなぁ。俺は鉄の剣を選択する。


 放つ場所はあそこの草むらと。さぁどうなるかね。

 草むらの上に前より少しでかくなった魔法陣が現れ、草むらに向かって鉄の剣が勢いよく降り注ぐ。


 大量に降り注ぐんだよなぁ!出てきた武器は魔法陣が消えると同時に光の粒になって消えていくんだよ。


「ブォォォオオ!?」


 出てきたのは黄色の二足歩行の豚、オークだぁ。額に緑色の宝石のようなものが埋め込まれているなぁ。首飾りにでもするか?

 いきなりの攻撃に対応できず、身体中に鉄の剣が刺さりまくる。魔力を流し込んでるから魔法陣はまだ消えない。


 必死に魔法陣から逃げようとするオークに向かって魔法を放つゴブリンウィザード。


「ブォォオオ!」


 魔法陣から逃げるのを止めたオークはゴブリンウィザード達の方へと走り出した。


 ゴブリン達は目を瞑って詠唱をしてるからオークが近づいてきていることに気づいていない!


 『加速』


 俺はゴブリンウィザードの方へと走り出した。


「ブォォォオ!」


 ダメだ!このスピードじゃ間に合わない!

 これならどうだぁ!


 『身体強化』


 体が軽くなったし、力がみなぎるぜぇ!


 オークより先にゴブリンウィザードの元へたどり着いた俺はゴブリンウィザードをゴブリンシャーマンの方にぶん投げた。


 ゴブリンシャーマンはゴブリンウィザードを受け止めて地へと降ろす。


 扱いが雑すぎる?この状況で文句言えるやつなんていねぇよ。


 『仲間強化』


 そして、ついにゴブリンウィザード達の魔法が炸裂する。


 氷、炎、雷、色んな魔法が一人のオークに放たれた。


「ブォォオ……オ」


 流石のオークも仲間強化でパワーアップしたゴブリンウィザードの魔法で寝んねしたようだぁ!


 タイミングが良かった。もうすぐ魔法撃つか?って、思ってな。


『『『『武志様ぁ!レベルアップしました!』』』』


 攻撃魔法を使ったゴブリンウィザードとステータスが少しダウンするような魔法を使っていたゴブリンシャーマンと石ころを後ろから投げていたゴブリン達のレベルが上がったようだなぁ。


『『あぁ!進化します!』』


 二人のゴブリン達の体が光だしたと思ったら、ゴブリンウィザードになっていた。


 身長が少し伸びたな。胸がでかくなってるゴブリンもいるようだ。


 女ゴブリンってどうすんだろなぁ。人間の女の方が求められてんだもんなぁ。あぁ恐らく相手にされていない女ゴブリンよ。


 少し遅れて、俺にも報告が来た。


《レベルが12から15に上がりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『身体強化LV7』が『身体強化LV8』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『加速LV4』が『加速LV5』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『仲間強化LV4』が『仲間強化LV5』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『短剣術LV5』が『短剣術LV6』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『命中LV5』が『命中LV6』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『念話LV3』が『念話LV4』になりました》

《スキルポイントを獲得しました》


 待ってましたぁ!オーク一人だけでこんだけ上がるとはなぁ!良いぜぇ!肉も手に入れば経験値もこんなにぃ!


『武志様!何者かが凄いスピードでこちらに急接近してます!』


 またオークかぁ?それとも別の魔物かぁ?凄いスピードかぁ!ウルフ辺りかもなぁ。


『うっ!?この魔力はまさか……武志様!オークロードです!逃げましょう!』


 ゴブリン達がもの凄く慌ててる。オークロードってのは相当ヤバイやつなんだろうなぁ。

 ここはゴブリン達の言う通り、逃げることにしよう。


『お前達ぃ!!アジトに向かって走れぇえ!!』


 後ろを見るが誰もいない。ふぅ、まだ来てないようだなぁ!



『おい、貴様らか?吾輩の可愛い弟を殺してくれたのはぁ!!何故に殺したぁ!』



 何ぃ!?上から何か聞こえたぞぉ!それに何で急に暗くなったんだぁ?


 俺は暗くなった原因が分かった瞬間にスキルを発動させた。


 『加速』


 『身体強化』


 ぐふぅ、使いすぎたせいか、体が痛むぜぇ。


 ドスンッッ!!


 何か空から降ってきた。降ってきたソレは見上げるほど大きく、とてつもない威圧感を放っていた。


『もう一度問おう。何故に吾輩の可愛い弟を殺した?』



 これがオークロードってやつなのかぁ?桁違いの化けもんじゃねぇかぁ!!



霧ヶ峰武志

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リベンジゴブリン LV15

ステータス

HP:450/450(50up)

MP:320/320(30up)

SP:270/270(20up)

攻撃能力:440(60up)

防御能力:300(30up)

魔法能力:70(20up)

速度能力:750(150up)

抵抗能力:710(140up)

スキル

「武器生成LV5」「防具生成LV5」「念話LV4(1up)」「言語理解LV1」「装備召喚LV7」「身体強化LV8(1up)」「槍術LV3」「棍棒術LV2」「短剣術LV6(1up)」「復讐の炎LV1」「命中LV6(1up)」「加速LV5(1up)」「仲間強化LV5(1up)」

魔法

「武器魔法LV2」「防具魔法LV1」

スキルポイント:3300

称号「転生者」「ボルマの加護」「ゴブリンアニキ」「黒き魂」「復讐者」「同族殺し」

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