表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/27

守護戦士の代表的な特技

 ここには〈守護戦士〉の特技の中からいくつか特徴的なものを抜粋してみた。名前のとおりに「守る」ことに特化した職業であり、特技の効果にもその特徴が表れているものが多い。その一方で盾を用いたテクニカルな戦法や威力の高い攻撃技も少ないながら用意されており、単に防御一辺倒なだけの職業ではないことをうかがわせる。


――――――

〈シールドスマッシュ〉

攻撃技・盾専用技・行動阻害_盾専用技。装備した盾で殴りつけるシンプルな打撃技。ダメージを与える能力はあまり高くはないが、相手を短時間ひるませる効果があり、魔法の詠唱や厄介な攻撃を中断させるなど使い道は多い。


〈タウンティングブロウ〉

攻撃技・ヘイト操作技_大きな動作や、挑発の言葉をともなって繰り出される攻撃でダメージを与えると同時に自分への敵対心を煽りたてる。盾役をつとめる戦士職の基本技のひとつ。


〈オーラセイバー〉

攻撃技_闘気斬。光り輝くオーラ状のエフェクトをまとった武器(武闘家なら素手)で敵を切り裂き、あるいは打ち貫く。敵の防御能力を無視して貫通ダメージを与える特殊な攻撃技。見た目は派手だが、防御無視できる仕様とのバランスからダメージ量そのものは抑え気味の設定で、それに付随してヘイトを稼ぐ能力もあまり高くない。しかし外皮の固いモンスターや実体を持たない霊体系モンスターと戦う際にあれば重宝する特技である。


〈オンスロート〉

攻撃技・両手武器専用技_両手武器専用技。両手持ちの大型武器を振り回して、凄まじい猛攻を行う特技。守護戦士の攻撃技の中では最もダメージ出力が高い。攻撃が成功すると、次の攻撃にボーナスを得られる追加効果も備え、連続して高威力の攻撃を行うことができる。両手武器を持ち、この特技を基点とすることで、守護戦士のビルドを攻撃的にすることも可能になっている。


〈アーマークラッシュ〉

攻撃技・重武器専用技・状態異常_斧やハンマーなどの重武器専用技。重武器特有の強烈な振り下ろしによる打撃で、相手の防具、あるいは装甲や外皮を破壊し、ダメージを与えるとともに防御力を低下させる。仲間の暗殺者や盗剣士への強力な支援となる。


〈シールドスウィング〉

攻撃技・移動技・盾専用技_盾専用技。前方に踏み込みながら構えた盾を振り回し、敵を打ち据える。消費MPが大きめだが、モーションに短距離移動が含まれている上に攻撃範囲が広く、上手く位置取りすれば複数の敵を同時に殴りつけることも可能。盾の防御力が高くなるほどダメージも高くなる。


〈スカーレットスラスト〉

攻撃技・回復技・槍専用技_槍専用技。突き刺した槍で敵の体力を吸い取る特殊な攻撃技。吸収量は決して多くないが、戦士の数少ない自己回復手段であり、回復職の負担を軽減できるところから愛用する槍使いは少なくない。攻撃が命中するとその周囲に赤い光球が発生し、使い手に吸収されるエフェクトが発生する。


〈クロス・スラッシュ〉

攻撃技_武器を振りかぶって力を溜めたのち、十字を描くように素早く2回攻撃を繰り出す、〈守護戦士〉の攻撃の起点となる特技。武器の種類を選ばないこともあって、多くの〈守護戦士〉が愛用している。


〈アンカーハウル〉

ヘイト操作技・防御技_裂帛の雄たけびを上げることで敵に自分が脅威であることを知らしめ、瞬間的に自分への敵対心を煽る守護戦士の強力な挑発技。同時に自身も戦いへ備えることで、短時間ではあるが防御力上昇効果があり、守護戦士の堅固な前線構築能力の一端を担う。防御力が上昇している間は、鎧の輝きが増すエフェクトが発生する。


〈カバーリング〉

防御技_至近距離にいる仲間の前に立ちふさがり、その仲間が受けるはずだった攻撃を引き受ける、戦士職の象徴ともいえる技。発動させるためには事前に位置取りしておく必要があるため、仲間とのフォーメーションが大事。


〈カウンターブレイク〉

防御技・必殺技_自分への攻撃に対して、こちらからも攻撃をぶつけることで威力を相殺する防御技。攻撃の相殺に成功すると武器が輝く派手なエフェクトが発生し、魅せ技としても人気がある。軽減できるダメージ量は攻撃力に依存するため、攻撃的な戦士職である武士や、両手武器を使う守護戦士にとっては切り札ともいえる特技。再使用規制時間は長く連発はできないため、使用者の技量が問われるテクニカルな面も持つ。


〈キャッスル・オブ・ストーン〉

防御技・必殺技_不動の構えを取ると同時に石の城砦のような防御力を発揮し、ごく短時間だがあらゆるダメージを受け止める。守護戦士にのみ許された強力な防御技の一つ。発動すると全身に大理石のような光沢を帯びる。


〈レジリアンス〉

回復補助技_戦士職の強靭な肉体が持つ耐久力を発揮し、戦闘中であっても非戦闘時に起きるHPの自然回復を有効にする。効果時間中は徐々にHP回復していくが、あくまで自然回復を有効にするだけ過ぎず、森呪遣いの脈動回復魔法のような強力な再生効果を得られるわけではない。継続戦闘能力の底上げには地味ながら有用。


〈クールディフェンス〉

防御技_いかなる状況でも冷静沈着な防御を行なう。効果時間中に受けるダメージを一定割合カットする。受けるダメージが大きいほど効果も大きく、効果が持続している間はMPが減り続けるので、大ダメージ攻撃にあわせて短時間使用するのが主流。


〈タウンティングシャウト〉

ヘイト操作技_敵1体を挑発し、自分へのヘイトを急上昇させる基本的な挑発技。挑発された敵は自分を集中的に狙うため、パーティの仲間は安全に行動することができる。使用すると、叫びを上げる動作とともに自分を中心に空気の波が広がるエフェクトが発生する。


〈フォートレス・スタンス〉

防御補助技・トグル式・構え_武器を隙無く構え不動の要塞と化す、防御力重視の構えを取る。有効にしている間は敵の攻撃でひるみや吹き飛ばしなどを受けなくなり、防御力も上昇する。かわりに移動力と命中率が下がるため、格上との持久戦などに用いられることが多い。効果中は足元に青いオーラが発生する。


〈アイアンバウンス〉

防御技_装備の強固な部分で敵の攻撃を受け止め、被害を減らす。被弾時に一定確率で自動防御を行いダメージを軽減する。特技の習熟段階の上昇に応じて、発動確率とダメージの軽減量が上昇する。


〈ステディブルワーク〉

防御技・必殺技・盾専用技_盾専用技。盾を構えるポーズで防御体制をとり、ダメージを軽減する。この際自分の周囲に光のドーム状のエフェクトが展開され、その範囲にいる仲間にも同様の軽減効果が発揮されるという大技。盾の防御力が高いほど効果も大きい。


〈ヴァイカリウスシールド〉

回復技・必殺技・盾専用技・蘇生_盾専用技。盾を犠牲にして致命的な一撃を紙一重で防ぐ防御技。あらかじめ起動しておくことで、HPが0になった瞬間、即座にHPを回復し復活する。この時、盾の防御性能に比例してHPの回復量も増える。効果発動後に盾が破壊されるため、予備の盾を取り出す、両手武器に持ち替えるといった対応や、そのための予備アイテムを事前に準備しておく必要がある。再使用規制時間の長さと、盾の修理コストの二重の面で連発が利かない一発技。


〈シールドマスタリー〉

防御技・常時発動特技・盾専用技_盾の扱いに習熟し、その防御力を高める特技。装備している盾の防御性能に、特技の習熟段階に応じたボーナス修正を得ることで、さらに防御能力を強化することができる。


〈ヘヴィアンカー・スタンス〉

移動補助技・行動阻害・トグル式・構え_至近距離にいる敵1体を自分の目の前に足止めする特殊な構えを取る。構え中は自分も敵も移動することができなくなる。ただし吹き飛ばしなどで間合いが離れてしまうと効果が切れてしまうので攻撃手段には注意が必要。効果中、対象と自分の間に鉄色に鈍く輝く鎖のようなエフェクトが発生する。


〈ステップオーバー〉

その他補助技_ダンジョン内などでトラップにかかった際、一定確率でダメージを受けつつも強引に突破することが可能になる。突破に成功してしまえば一定時間トラップは無効化されるため、後から来る仲間は安全に通り抜けられる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ