召喚術師の特性とビルド
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◆召喚術師
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戦場での役割:後方攻撃or召喚生物操作
HP:少ない
MP:多い
装備可能な鎧:布鎧
装備可能な白兵武器:杖、短剣、鞭、魔道書、魔法具
装備可能な射撃武器:なし
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魔法攻撃職のなかで、もっとも汎用性が高い職業が、さまざまなモンスターを呼び出して使役する〈召喚術師〉だ。呼び出す召喚生物の種類によって、攻撃から回復までこなすことができ、他の職業の役割を疑似的にこなすことも可能である。
エルダー・テイルには100種類以上の召喚生物が存在するが、一度に登録しておける数には制限があるため、〈召喚術師〉は習得の吟味が必要である。強力な召喚生物を登録可能にする(「契約」と呼ばれる)には特定のクエストのクリアが必要な場合もあり、召喚生物のやりくりには常に頭を悩ますことになる。
召喚魔法にはいくつかの種別が存在するが、もっともポピュラーなのは〈従者召喚〉と〈戦技召喚〉である。〈従者召喚〉によって呼び出された召喚生物は、倒されるか主人が送還するまで戦場に留まり、自律行動によって戦ってくれる。〈召喚術師〉から簡単な指示を出すことも可能であり、ときには主人以上の活躍を見せてくれる。ただし、一度に呼び出しておける従者の数には制限があるため、場面によって従者を使い分けるのが一般的だ。
一方の〈戦技召喚〉は、何かを呼び出して攻撃するエフェクトの攻撃魔法である。羽虫の群れに相手を襲わせる〈戦技召喚:デッドリースウォーム〉や、剣を持った乙女が敵を切り裂く〈戦技召喚:ソードプリンセス〉などが相当し、使いやすく強力な魔法が揃っている。
装備可能な武器や防具は他の魔術師系職業と大差ないものの、〈従者召喚〉を前衛として使える〈召喚術師〉は、弱点である打たれ弱さをある程度カバーできるため、ソロプレイヤーの間で人気が高い。もちろん、パーティプレイにおいても、その器用さでパーティの弱点をカバーしてくれるだろう。
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◆ビルド:エレメンタラー:精霊術師
〈従者召喚:サラマンダー〉や〈従者召喚:ウンディーネ〉など、元素を司る精霊の召喚を得意とするビルド。呼び出された精霊は〈エレメンタルボルト〉によって自動的に攻撃を行ってくれるほか、術者の指示によって〈エレメンタルレイ〉〈エレメンタルブラスト〉といった強力な魔法攻撃を放つ。
このビルドの魅力は〈妖術師〉に迫る魔法攻撃力だ。属性攻撃によって敵の弱点を突くことは魔法攻撃の基本であり、属性を司る精霊を操る「エレメンタラー」は呼び出す精霊をスイッチすることで、より有効な属性を乗せた魔法攻撃を行うことができる。また火(熱)、水といった生活に密着した要素をつかさどる精霊だけに〈大災害〉以降は戦闘以外の場面でも用途が広く、そちらの方面でも〈召喚術師〉の需要が高まっている、というのも興味深い。
◆ビルド:ネクロマンサー:死霊術師
〈従者召喚:スケルトン〉や〈従者召喚:ファントム〉など、不死のモンスター(アンデッド)の召喚を得意とするビルド。強烈な物理攻撃である〈デスサイズ〉や、単体の敵に集中攻撃を行う〈グレイブヤードウォーク〉などの攻撃的なスキルの他、敵を混乱させたり、術者の姿を隠すような幻惑も得意だ。
死体を操るということで「悪役」的イメージのある「ネクロマンサー」だが、死者の軍団を従える〈召喚術師〉という構図のかっこよさからゲーム時代から人気のあるビルドである。ただし、〈大災害〉以降は自分の従者が怖くて召喚できなくなってしまった「ネクロマンサー」も存在するという。
◆ビルド:パペットマスター:人形遣い
〈従者召喚:ゴーレム〉や〈従者召喚:スライム〉など、人工的に生み出された魔法生物の召喚を得意とするビルド。魔法生物は総じて耐久力に優れており、敵の攻撃を受け止める壁として非常に優秀な従者だ。味方へのダメージを減少させる〈ガーディアンフィスト〉、自身のダメージを肩代わりさせる〈スケープドール〉など、防御的なスキルも揃っている。
「パペットマスター」がもっとも重宝されるのは、パーティの前衛が足りない時、または壁が必須なソロプレイ時だろう。特にゴーレムは、従者の中でも屈指の耐久力と防御力を有するため需要が高く、ゴーレムの背後に隠れつつ魔法攻撃を行う〈召喚術師〉の姿をそこかしこで見ることができる。
◆ビルド:ビーストテイマー:幻獣の主
〈従者召喚:ユニコーン〉や〈従者召喚:カーバンクル〉など、ファンタジー世界特有の動物である幻獣の召喚を得意とするビルド。HPを回復する〈ファンタズマルヒール〉をはじめ、癒しと援護に秀でているほか、幻獣の背に乗って高速移動する〈ファンタズマルライド〉のような移動魔法にも長ける。イメージを重視してか、鞭を武器に選択する者が多いようだ。
回復系職業はどのパーティでも引っ張りだこであり、即席のパーティではヒーラーが不在になってしまうこともままある。そんな時こそ「ビーストテイマー」の出番だ。もちろん、ヒーラーが居るパーティでも、サブの回復役として本職の負担を軽減できる意義は大きい。
アニメ『ログホライズン』は本日開始。楽しみです(≧∀≦)




