表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

25/31

革命前日

今僕は大変なことになっている

そう今、盗賊に囲まれているのだ。僕1人なら問題ないんだが今ニケといる

「ニケ逃げる用意しとこう」

「なんでですか?」

「君を危険にさらせない」

「私だって戦えますよ」

「本当?」

「はい。できるだけ最善を尽くします」

「なら一気にいくぞぉー」

「はい。先手必勝です」

ザクザクザクザク…

「やー!てーい」

今ニケの戦いを見て気づいたことがある。それはニケが力が有り余るほど強い

なんというか敵が豆腐のようにスパッと切れるっていうか。武器の扱いがうまいからうまく敵を切れる。

まるで熟練の剣士の腕のように感じる。技術が詰まっている


「グハァー」×10人

「やりましたよ!」

「ニケ!すごいな。剣とか習っていたの?」

「いえ。なにも」

え?てことはニケ自身の感覚で勝手に動いたってこと?すごくないか!

「すごいよ」

「いえ。あなたほどではないですよ」

「いやいや僕よりすごいよ」

「いえそんなことはないですよ。あなたには敵わないです」


「そんなことよりまた来てますよ」

「お!また来たか」

「お前らがこいつらやったのか?」

「うん。まあ」

「あなたは?敵には見えないけど」

「あ!申し遅れました。私はこの無法地帯の元国王です」

「え?」「なぜ元国王がなんでここに?」

「なぜ私がここにいるかというと…話は長くなりますがいいですか?」

「うん」

「その話をするにはちょっとした昔話をする必要があります。いいですか?」

「うん」「はい」

「昔のここは繁栄してた国でした。そのころ私は国王をしてました」

「私が国王になってたときは国力は強くどこの国にも負けないほどでした」

「そのころここにいた人はみんな幸せでした。私を含めて」

「しかし20年ほど前でした。謎の教会を名乗るものが”我々の者を国王にしなさい”とやってきました」

教会!?

「当然私たちは反対しました。すると”ならお前らを倒して乗っ取るだけだ”と言い攻撃し始めました」

「私たちはその教会のやつらになすすべなくやられ、国を奪われてしまいました」

「それから教会の者が国王になりました」

「教会の者って言っても国を治めることに関しては素人だと思うがそんな素人が国動かせるとは思えないが?」

「そうです。教会の者が国を動かせる訳もなくこの国は崩れました」

「そのあとは知っての通り荒れて荒れて無法地帯となり、見ての通り盗賊が住み着くようになりました」

「その後私は教会に狙われるようになりました」

「なぜ?」

「それはわからないのです。この国を乗っ取ったならもう私には用がないわけです。狙う理由がわからないんですよ」

「いや逆に用がなくなったから消そうとしてるのでは」

「え?」

「たぶん教会は知られたくないんですよ。乗っ取ろうとしたことを」

「なるほど。だから消そうとしていると」


「お願いです!」

「え?なに急に土下座して」

「あなたたちは強いです。だからこそお願いがあるのです」

「お願い?」

「はい。私はこの国を立て直したいのです。そのための協力をしてほしいのです」

「協力っていってもなにをすればいいの?」

「まずここを乗っ取ってる教会の者の国王を国王の座から引きずり下ろす。そしてこの国を立て直すのです。つまり革命を起こすのです」

「なるほど。まあ僕も教会とは因縁あるし協力するよ!ニケはどうする?」

「私はあなたについていきます」

「あの…因縁というのは」

「因縁というのは僕の故郷が教会に乗っ取られていて…」

「なるほど」

「だから放っておけないと思うわけ」

「うれしい限りです」

「じゃあ我々はこれから国を立て直すってことで決まりってことだな」

「はい」「はい」


「というかまずなにをしたらいいんだ?」

「まず今の国王がいるところは第三地区です」

「そこって盗賊がいないところじゃん」

「そうです。そこにでかい建物があります」

「そこに教会の関係者がいるところを見ました」

「なるほど。そこが敵の総本山ってことか」

「第三地区に行くことにしたいのですが守りが固すぎて突破が難しいのです」

「ほうほう。要は守りを突破すればいいんでしょ」

「え?話聞いてました?固すぎて突破できないといいましたよね?」

「いい魔法があるんだ。そういうときに使える」

「そうなんですか!?なら先に言ってくれればいいのに。水臭いですよ」

「1つ代償があるけどいい?」

「なんですかそれは」

「それは…周囲が吹っ飛ぶってこと」

「ならちょうどいいです」

「え?」

「第三地区は教会の建物ばっかりであと教会の関係者しかいないのでちょうどいいんです」

「ほっほぅー!豪快だなぁ!でも嫌いじゃないよ」

「おっしゃー!」

「じゃあ決行はいつにする?」

「明日にしましょう!」

「ニケは大丈夫か?」

「私ならいつでも」

「しゃー!じゃあ明日決行で正面突破じゃあ!」

「しゃー!」

「2人暑苦しいですね。でもいいと思います!燃えてきます」

「じゃあ今日は英気を養おう!」

「はい」「はい」

「じゃあ今日は解散ってことで」

「じゃあそれでは失礼します」

よろしければ評価をおねがいします。




面白かったらブックマーク・感想をよろしくお願いいたします





応援等していただけると幸いです。




今後ともよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ