ニケその2 違和感
「ふわー」
朝起きてあくびをしながら宿の外に向かう。ねむ!やっぱり朝は苦手だ。みんなも経験あると思うが日曜日が終わり月曜日の朝を迎えて朝がだるくなること。それが今きてる
「今日はなにしようかな。盗賊狩りやるか?それで懸賞金集めるか」
「まあなんにせよ朝ごはん食べるか。昨日気になったところで食べるか」
「たしか店の名前は…TTって名前だった気がする。なんの略かわからないけど」
「TTってなんか日本でそういうネタしてた芸人いたなぁ。懐かしい」
「じゃあ行くか」
トコトコ…
「ふんふーん♪君に!君に!君に!」
やっぱいいなシャイニースター!一応僕はシャイニースターを応援してるんでね。歌詞を口ずさむんだな。時々ね。あ!次のライブっていつだっけ?確認しなきゃな…
「ん?なんだあれ」
「やめてください!」
「いいじゃんか少しぐらい」
「離して」
パチン!
「痛いなぁ。この痛み体で払ってもらわないとなぁ」
「ひいいい!だ…誰か助けて」
暴漢がなんかやってる。気分わりぃな。行くか。後ろから”拳で”チョップして気絶させるか
「よっと!」
バーン
「あ!やべ力入れすぎた。息してる?」
「ああよかった。ちゃんとしてるわ」
「君大丈夫?」
「はい。ありがとうございました」
「そうか。って昨日の」
「あ!あの時の!また助けてもらった」
「これって運命?」ボソボソ…
「というか君はどうしてここに?」
「ああ。お金も食料もないんで探してたんです」
「ふーん。おなかすいた?」
「え?まあ」
「じゃあ奢るよ」
「え?いやいや2度も助けてもらったのにそこまでしていただく必要はないですよ」
「いいから。いいから。ここは僕のご厚意に甘えてよ」
「申し訳ないですよ」
「いいんだよ。僕は」
「それに僕はこれからどっか食べに行くところだったし」
「な…なら甘えさせてもらいます」
「それじゃあ行こうか」
「はい」
5分後
「TT?」
「うん。まあ僕も来た事ないんだけどね」
ガチャ
おおなんか静かで雰囲気のいい店だ。カウンター席に座るか
「メニューは…これお願いします」
「君はどうする?」
「私はこれで」
そういって指さしたのは僕と同じのサンドウィッチとギャバ草のハーブティーのセットだった
「センスいいね」
「そうですか」
2分後
「できました」
「おお!おいしそう!いただきます」
「本当にいいんですか?」
「いいって!いいって!それより早く食べな」
「はい。いただきます」
モグモグ…
おお!サラダがシャキシャキしている。あとパンの噛み応えがいい!それによって噛めば噛むほどおいしくなる。いいねここ
「どうかな?」
「おいしいです」
「よかった。そういえばさ。昨日なんで盗賊のところにいたの?」
「言ってませんでしたっけ?」
「うん」
「私って奴隷なんですよ。で昨日盗賊に売られてまして」
「そうだ思い出した。言ってたね。じゃあ奴隷施設にいたかんじ?」
「そうですね」
なるほどね。ヴィクトリアと同じかんじか
「そっか。これからどうするつもりなの?」
「とりあえず何日かはあの家で過ごすかと」
「そっか。まあ困ったら僕に相談してもいいから」
「はい。わかりました」
「僕は数日この近くの宿にいるから。困ったら呼んで」
「あそこの宿ですか?」
「うん。あそこだね」
「じゃあ困ったら頼らせていただきます」
「うん」
モグモグ…
「ごちそうさまでした」
「じゃあお別れだね」
「はい。今日はありがとうございました」
「うん。じゃあ」
トコトコ…
「ふんふーん♪君に恋!」
うんうんここの歌詞が耳にこびりつくんだよ。いつでも聞きたいのに…前世だったらスマホとかで音楽聞けたけどここには音楽を流すことのできるものはないし。ライブ行くことでしか聞くことができない
なんか音楽流せるものができたらいいのに
まあいいや。今日は盗賊狩りをしたんだけど…ここってこんなに盗賊居なかったっけ?昨日狩りすぎた?
だとしたらやばいぞ!金が稼ぐことができなくなってしまう。別の金稼ぎ方法考えないと…
まあ金だけじゃないレベルも上げないといけないし…どっちにしても考えないと…
「ん?なんだあれ」
「ダンジョンぽいけど…あ!いいこと考えたダンジョン潜ってレベル上げまくろう」
「じゃあ早速入りまーす」
タッタッタッタ…
「お!ビッグクラブの上位互換みたいなのがいる」
「シャー!」
「おお一撃が重そうだな攻撃!だけど攻撃が読めやすい!」
「オラァ!」
ザク!
「グワッシャー」
「意外と簡単だった。5秒くらいで終わっちゃった」
テッテレー!魔法を覚えました!
お!魔法を覚えた今回の魔法はなんだろう?
ふんふん。敵全体に雷の攻撃をできると…いいねそういうの好きだよ
名前はそうだな…”スレッジ・サンダー”!うん我ながらいいと思うぞ
「シャー」
「お!ちょうどいい試しに使うか」
「スレッジ・サンダー!」
ババーン!ビリビリ!
「グワッシャー」
「おおいいねこの魔法」
それから僕はレベルを上げに上げレベルが40になった。たったの20分ぐらいで
まあちょうどいいし出るか
トコトコ…
「お!外が見えてきた。早く出るぞ」
「外出てもやることないんだけどね。まあ散歩するか」
「ふんふーん♪」
トコトコ…
ん?なんかつけられてる?気のせいかな?
まあとりあえずつけられてなら色々しながら撒くか
「ふんふーん♪」
気付いていないふりしとこう
「お!なんか売ってる。なんだろうなこれ。ギャバ草のハーブティーの袋入りのやつだ!これ欲しかったやつだ。買っとこう」
5分後
「ありがとうございました」
まだつけてるかな?まあいいやそろそろ撒くか
「早く飲みたい!」
タッタッタッタ…
「え?」
追ってきてないのを確認して僕は能力で蚊になった
ぶーんってね。とりあえず宿に戻るか
ぶーん
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