転生ってあったんだ
「ここは?」
「ここは死が訪れた人が集まる場所」
「うわっ っていうか君は?」
「私はここの案内をしています。スミスです」
「なるほどよろしくお願いします。スミスさん」
「はい。では本題に入りましょう」
「本題?」
「はい。突然ですがあなたは2つの道があります」
「2つの道?」
「はい。1つはこのままここで過ごすか、2つ目は別の世界に行ってもらいます」
「別の世界とは?」
「別の世界というのは簡単にいえば異世界です」
異世界だと?前に本で読んだことがある
そのときはただのファンタジーだと思っていた
だが本当にあったとは…
そこなら僕の夢を叶えられるかもしれない!心が高鳴っていてしょうがない
さっきからスミスさんが異世界について細かく解説しているが僕には聞こえていなかった
だが何も知らないほうが楽しめるかもしれない!
「決めました。2つ目にします」
「承知しました。では楽しんでください」
そうスミスさんが言うと意識が飛んだ
「見て!見て!かわいい男の子だよ!お父さん!」
「ああそうだね!母さんに似ているよ!」
「ねえねえ私にも見せてよ!お母さん!弟を!」
「はいはい」
「わあかわいい!」
どうやら今、生まれた子供に転生したようだ
ここは…
わあーお メイドさんがいる
ということは、なにかの屋敷かな
っと…とりあえず言葉を発してみよう
「ば…ばぶぅ!」
「今、しゃべったよ!お母さん!お父さん!」
「本当だねぇ感動すぎて泣けるね」
「大げさだよお父さん」
「お母さんだって泣いてるじゃん」
「ちょっともう私以外泣いているじゃん」
ちょっと騒がしい家族だなぁ
まあでもそのほうが楽しいだろうなぁ
これから新たな僕の物語が始まるぞぉ
窓から見える外を見てみた
どうやらここは山の上みたいだ
その下には城下町が広がっている
まさに異世界って感じ…ワクワクするなぁ!
でも今は、やることないし寝るかぁ
「スヤスヤ」
「あっ寝ちゃった」
「寝顔もいいね」
5年後
僕も成長し5歳を迎えた
成長してわかったことが3つぐらいある
1つ目は文化が中世のヨーロッパな感じだ
町の人はみんな剣を持っているらしい
城下町の外はモンスターがいるらしい
RPGゲームみたいでいいじゃん!
そして2つ目
この世界には能力があるらしい
僕にもあるらしいがそれがなにかは今は、わかっていない
なんか学校行く年齢になると儀式が行われ、自分の能力の判別ができるらしい
あと1年がんばろう!
一番重要な3つ目それは…
うちの親は過保護だということだ
「ブルーノくーん」
「ねぇあなたはどこに行こうとしてたのー?」
「えーと」
「城下町のほうに行こうとしてたよね?」
「・・・」
「危ないからまだだめってお母さん言ったよね?」
「は…はい」
「私はあなたのことを心配して言っているんだよ?」
「す…すいませんでした」
「分かればよろしい」
「ごはんできたから早く来てね」
「わかった」
さて帰るか
トコトコ…
「ただいまー」
「おかえりー」
「ごはんできてるよー」
「じゃあ集まったら食べよー」
「はーい」
みんな集まり食べるときになった
こんな風にごはんを食べているといつも思うことがある
それは…前世では一人暮らしだったから、こんな風に食べられることがありがたいなと思う
スミスさん、みんなありがとう!!!
翌日の朝
「では今日は剣術の練習をしましょう」
そうメイドのルビーさんが言うと僕は剣を握った
「はい!」
まずは構えから教えてくれるらしい
「まず顔の横に剣をもってきてください」
「そうしたら次に深く構えてください」
「こうですか?」
「そうですね」
「では休憩しましょうか」
休憩早くないか?と思いつつ返事を返した
「はい!」
前世では剣術とは無縁だったからなぁ
まあでも剣をうまく使えるとかっこいいよくなれるかな?
頑張ってできるようになろう!
数時間後
「ありがとうございました」
「はい。こちらこそありがとうございました」
家に向け歩き出す
トコトコ…
「今日は本当にありがとうございました」
「いえ、私は好きでやっているので」
「それと、もともとご主人様に命令されてやってるので」
「それでも感謝してます」
「嬉しい限りです」
「やっているからには本気で頑張りましょう」
「はい!」
ルビーさんはこう言ってくれて本当に励みになる
また「ありがとう」と心の中で言うのだ
「それとブルーノ様は体がガチガチですね笑」
「え?」
「本当ですか?」
「はい。かわいいですね」
「からかわないでください」
今、僕は顔が赤いだろう
そこからのことは記憶がなくなるのだった…
「ただいまー」
「おかえりー」
もうみんなが集まっていた
「いただきます」
「ねぇねぇ学校の剣術大会のトップ取ったよ」
「おーすごいじゃないか!お父さん泣きそうだよ」
「お父さん、大げさだよ」
今日も騒がしく楽しいな
「ブルーノはいっぱい食べて体大きくするんだぞ」
そんなこんなしていたら食べ終わってしまった
「ごちそうさまでした」
「ブルーノ、早くシャワー浴びてきな」
「うん」
こうして僕の1日は終わるのだった
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