入学
焼肉のあとその翌日、波乱が起きていた
「これはなに?」
「ひいい」
そうエロ本がフブキちゃんに見つかったのだ。この年頃の人は持ってると思うやつだ。ってやばいぞー!
「ふーんこういうのが好きなんだ」
やばい性癖がバレた。本当にやばい。どうしよう。どうごまかそう
「こ…これは…そうこれはおっちゃんにもらったんだよ」
「おっちゃんって?」
「ええと…そこらへんにいる人」
「ふーん。絶対嘘だね」
「えっえ?う…うそじゃ…じゃないよよ」
「動揺しているじゃん」
「ど…動揺してないけどな…」
「ふーん。私じゃだめなの?」
「え?それってどういうこと?」
「なんでもなーい」
「え?え?え?えー」
翌日、僕はエロ本を別の場所に隠すのだった
日が経ち学校に入学する日になった
「今日か学校は」
「おう兄弟!今日行くのか?」
「ああそうだ」
「そうか気を付けてな」
「おう!行ってくる」
ええと場所はたしか左行った先の山の上だっけ
うわー山登るのか。めんどくさいなぁーとお困りのあなたへ朗報です。こうすれば楽です
まず能力で翼を作ります。飛びます。これでOK!
これでひとっ飛びだぜ!やっふー
一つ注意しなきゃいけないことがあって…あまり人に見られたらやばいってこと
だってさ傍から見たらモンスターにしか見えないよ
まあバレなきゃいいけどさ
もう着いたな
「ここかー。でっけーな」
「で入り口はここかな。入るか」
「おお!内装もすっげービッグって感じ。おっきい絵画もある。すげーじゃん」
「でどこに行けばいいんだろう?案内とかあったりしないのかな?」
「お!もしかしてひょっとこくんじゃん」
「え?ああフブキちゃん」
なんかエロ本騒動があったから自分としては気まずいな…
「早速なんだけどどこ行けばいいんだっけ?」
「体育館で校長の話を聞くんでしょ」
「ああそうそう。そうだった」
「じゃあ一緒に行こうか」
トコトコ…
「体育館ってここ曲がったところだよね?」
「そうだよ。でさあれってどうなったの?」
「あれ?」
「本」
「え?ああええと捨てた」
「え?教科書捨てたの?」
「ええ!教科書のこと言ってたの?」
「逆になんだと思ったの?」
「えあーええと…」
「そ…そういえばもう着いたよ」
「話ずらしたね」
「な…なんのことかなーあはは」
「入ろうよ」
「そうだね」
そのあと校長のながーい話があった。みんな寝てたね
そんななか僕はというと…
これからどうしようと考えていた
だって最近僕を不審者扱いしてくる人がいるから困ってるんだ。なにもしてないのに見た目だけで判断するのはよくないよな。お面被ってるだけなのに…
でもまあ僕の身元がバレないように素性隠したいからなるべく目立った行動は避けよう
たとえば有名人と居るとか…ってさっきバリバリアイドルと一緒にいたんだが。みんなシャイニースターのこと知らないのか?まあいいや
とまあ色々注意しなきゃな
校長の話が終わったな。次はクラスに行くって感じか。クラスのメンバーは昇降口に貼ってあると
じゃあ行くか
トコトコ…
「ここか昇降口」
「ええと3組か…」
誰か知ってる人は…居ないか…まあそのほうが好都合だな
なんか5組に変な感じがあるのは気のせいかな?まあいいや
「じゃあ行くか」
ガラガラ…
ええと席はあそこだな
トコトコ…
ふうーまあ今のところなにもなくてよかった。クラスのなかで目立たないようにする。ただそれだけだ。
慎重に慎重にいくぞ
なんか自己紹介とかやんのかな?絶対に目立たないようにしないとね
順番的にいったら僕は真ん中くらいかな
そして順番がまわっていき僕の番がきた
「ひょっとこ・ランニングマンです。よろしくお願いします」
まあ普通な感じでやった。たぶん印象は普通って感じだろ。そうそんな感じでいいのだ。学校では実力とかも隠すか。目立たないようにするために
今のうちに周りを確認しておくか。ええと隣は…超美人じゃねぇーか。まあそっちに目が行って僕は目立たない。たぶん話さない限り僕は周りの目にも入らない。うんうん。いいじゃねぇーか
このままなにもないといいんだけどな
「ねぇ」
「は…はい?」
やばいピンチをできるだけ目立たないようにするのだ。何事も冷静に対処するのだ。よって僕がするべき行動は…
「なんでしょうか?」
そう!顔を合わせず話す!僕の奥義だ!これは傍から話してるようには見えず、また話しかけている人からの印象を悪くする奥義!完璧すぎる!まあゲスな行動だが許してくれ!これしかないのだ
「顔見て話してよ」
「お面被ってるんで」
「関係ないでしょ」
ははーんこの反応この私が超絶美人すぎて顔が見られないないんだな?
「たぶん違いますね」
「え?なんで心の声が聞こえてるの?」
「なんか聞こえましたよ」
「えええ!?本当?」
「はい。で話切ってもいいですか?」
「え?ああうん」
圧に負けてしまった。次はなんか言わさせてやる
キンコンカンコーン
「お!やっと終わったさてさて帰るか」
「ねぇ」
「またですか。なんですか?」
「ひょっとこ・ランニングマン!君はなんでお面を被っているのだ?」
「え?普通にシャイだからですよ」
「ふーん」
ジロー
やばいめっちゃ見られている
「じゃあこれで」
「あ!ちょっと待って」
「ついてこないで来ないでください」
「いいじゃない」
「よくないですよ」
ここは撒くしかない。どうするか?あ!いいこと考えた
能力で虫になれるかな?やってみよう
ぶーん
お!できた蚊になったぞ!これで撒く
「あれ?どこ行った?」
じゃあね。じゃあ僕は帰るので。ゲスだと思うかもしれない。でも仕方がなかった。目立たないようにするために。ごめん!
「じゃあ帰るか」
ぶーん
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