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囚われたお姫様の救出その3 心躍る戦闘

「おい!ここじゃねぇか」

「おっそうだな。じゃあ囚われのお姫様の救出作戦開始って行こうぜ」

「おう!兄弟!」

「はい!」

「それじゃあ気合入れていくか」

「足手まといにならないといいですが…」

「大丈夫だ!ヴィクトリアは強い!全然足手まといなんかじゃないよ」

「ありがとうございます!元気でてきました」

「2人とも準備はいいな?」

「おう!」

「大丈夫です」

「行くぞぉ!」


タッタッタッタ…

「どこにいるんだ。そのお姫様は」

「魔力は…ここの最上階に感じる」

「なるほど。そこにいけばいいのか」

「ああ絶対助ける!待ってろフブキちゃん!」

「だな」

「敵も確認しておくか…魔力はフブキちゃんの近くとこの廃墟に無数にある」

「つまり敵は複数いる」

「了解」

「ちょっと待って…なんか来るぞ!」


バーン!

「グハッ!」

「大丈夫か兄弟」

「大丈夫ですか」

「ああ大丈夫だ。攻撃来ると察知して盾を作っておいて正解だった」

「お前、やるな俺を察知して咄嗟に盾でガードするとは」

「お前!俺の兄弟に手を出すとは…いい度胸してるじゃねーか」

「しょうがないだろ!一番弱そうなのはあいつに見えたんだから」

「おい!なんつった!俺の兄弟を」

「落ち着け!今はこいつを倒すぞ」

「あぶない!あぶない!つい怒りで我を失いそうだった」

「そうだ。それでこそルシファーだ」

「兄弟いけるか?」

「ああ。ヴィクトリアは大丈夫か?」

「はい。ケガしてないですか?」

「大丈夫だ。行くぞ!」


「オラァ!」

ガン!

「そんなちっちぇ武器で俺を倒せると思ってるのか?」

「俺はなあ何事にも”使いこなす”ってことを大事にしてるんだ。こんなちっちぇ武器でも使いこなせればお前の大きい剣にも勝ると思うんだ」

「馬鹿馬鹿しいな」

「おい!前だけしか見てねぇんじゃねぇか?いけ!兄弟!」

ザク!

「これしきの事で効くと思うのか」

「なにッ!」

「俺はなあ!お前の行動なんて読めてんだよ。バレバレなんだよ」

「そんなのわかってるさ。そんなこと。お前まだわからないのか?」

「わからないなぁ」

「じゃあ解説してやる。なにも僕はお前のこと倒そうなんて思って剣を刺したわけじゃない。お前の行動を少なくするためだ。ここからはわかるよなぁ!いけ!ルシファー!」

「おう!兄弟!行くぜ」

「ダイナミックキック!おりゃあー」

「なんだとぉー」

「そうだ。僕はお前をここから落とすためにお前の行動を少なくしたんだ」

「早く先に行かないといけないからな」

「上に目指すぞ」

「はい!」「おう!」


タッタッタッタ…

「さっきはナイスコンビネーションでした」

「いやでもあれはルシファーがちゃんとやってくれたからね」

「いや兄弟がしっかり敵を抑えつけていたから…」

「まあどっちにしてもよくやったじゃないですか。もっと自分を褒めてください」

「了解」「了解」

「さてどのぐらい行ったでしょうか?」

「多分ここの2階かな。ここは全部で4階あるからあと2階ってことかな」

「そうですね」

「おい!前から敵が来るぞ!4人だ!4人いるぞ」

「ここは避けられないぞ!さっきみたいに落とすこともできないぞ」

「つまりやるしかないのか」


「しゃあ行くぞ」

「先手必勝!サマーソルト切り付け!」

ザクザク!

「シャー!オラァ!」

「オラオラオラオラ…」

ザクザクザクザク…

「おい!もう終わってるぞ…」

「あらら…なんだ弱いなぁ」

「なら行くぞ」

「ちょっと待って!こいつら…」

「こいつらがどうしたんだよ」

「こいつら教会のやつら」

「って教会って兄弟の町を乗っ取ったやつらか?」

「ああそうだ。ってことはこの一連の騒動は教会が裏で手を引いていたってことか」

「ならフブキちゃんを誘拐したストーカーは教会と関係があるってことか。教会のやつらはなにをするかわからない。なおさら早く助けないと…」

「だな」

「早く急ぎましょう」

「そうだな」「おう!」


タッタッタッタ…

「おい!待ちな」

「またお前かよ」

「そうだよ。俺はくたばらないぞ」

「お前!教会の関係者か?」

「なんだと?なんでそれを」

「ここは教会のやつで埋めつくされている。つまりお前も教会の関係者じゃないとおかしいんだよ」

「なるほどな。そうだ俺は教会のやつだ。そして俺は…」

「俺は次期幹部候補のダグラスだ」

「幹部候補…」

「そしてここならまた落とされないな」

「くう面倒くさいやつがまたきましたね。あいつ剣で攻撃しても全然効かなかったですよね?」

「ああそうだな。だが負けたわけじゃない。勝機は戦ってれば必ずあるはずだ」

「そうだな。兄弟!」

「人間だれしも弱点はあるはずだ。弱点をつけば…あるかもしれないな」

「弱点か…弱点」

「オラァ」

ドン!

「ここか?」

「残念だな。そこじゃないんだな」

「クッソ!だいたい金的やっておけば効くと思ったんだけどな」

「おい!くるぞ!」

「わかってるって」

ガン!ジリジリ…

「なかなかやるな。お前」

「ふん!次期幹部候補だって言っただろうが!」

「オラ」

「ガハッ!」

「大丈夫か?」

「ああ。なあ兄弟!先行けよ」

「何言ってだ」

「こいつ倒せる気がしてきた」

「本当か?」

「任せていいのか?」

「ああ!俺を誰だと思ってるんだ」

「そうだな。お前なら大丈夫か」

「だから行けよ!大事なんだろ?囚われのお姫様は」

「ああそうだな」

「行くぞヴィクトリア!」

「はい。ですが任せていいのですか?」

「あああいつなら大丈夫だろう」

「なら」


「任せたぞ!ルシファー!」

「おう!」

タッタッタッタ…


「大丈夫なのか?お前だけで」

「俺をなめんじゃねよ」

「ふん!」

ジリジリ…

「心躍るなぁ!」

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