第24話 便意から始まる恋愛模様
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就職活動に勤しむ中、僕は専門学校に本校生として通っていた女性と親しくなり、お付き合いすることになっていた。
僕にとって3人目となる恋人だった。
僕らのスタートはひょんなことから始まった。
学校終わり、二人で一緒に飲みに行くことになった。
そして僕は彼女を家まで送ったところで終電がなくなってしまった。
確信犯ではない。
僕はマンガ喫茶にでも泊まればいいと思っていたため、気にすることなく帰ろうとしたのだが、彼女が気に病んで僕に泊まっていくように促したのだ。
びっくりしたのはその後だった。
彼女は掃除をするから待ってほしいと言ってそそくさと家に入っていった。
そして僕は数分ぐらいかなと思いまっていたのだが、1時間ほどしても連絡がなかったのだ。
これは寝落ちだなと思った僕はマンガ喫茶に行こうと思い、一応彼女に電話したのだが、彼女は電話に出たのだ。
もうちょっとで終わるとのことだった。
それであればと結局あと30分ほど待った後、僕は彼女の家に入ることができたのだが、部屋はそんなにきれいになっていなかった。
…僕はきれい好きではない。整理整頓はできるししているつもりだが、こだわりがあるわけでも、小姑のようにうるさいわけでもない。
疑問に思いつつも、もう時刻は2時に近くなっており、明日もお互い学校があるため僕らはすぐに寝ることになった。
彼女は僕が待っている間にシャワーを済ませていたので、僕も申し訳なさを抱きつつシャワーを借りてすぐに眠りにつく準備を行った。
彼女の家にはベットが一つしかなく、床にはカーペットもなくフローリングだった。
季節は冬だった。
彼女は僕がベットに入って共に寝ることを提案してくれたのだが、僕としては付き合ってもいない女性と共に寝具を共にするわけにはいかなかった。
そして折り合いをつけた結果、僕は床に座ってベットにもたれこむようにして座りながら寝ることになった。
思えばなんの折衷案にもなっていなかった。ただ僕がしんどいだけだった。
そうして冷えたフローリングの上で寒い夜を越し、翌朝を迎えた僕の体はバキバキだった。
そして冷えた体はすごく便意を感じていた。
一人暮らしの女性の家のトイレを排泄物で汚してしまうことに抵抗があった僕は、帰りにコンビニなどで済ましてしまおうと考えた。
そして我慢に我慢を重ねていたのだが、中々機会が訪れず、僕は朝の満員電車に彼女と一緒に乗り、限界を迎えた。
僕は次の駅で降りるかどうかを迷っていた。
そして迷っている間に駅についてしまい、僕は限界を迎えていたので咄嗟に降りてしまった。
「ごめん、うんこ!」と言い残して。
そうして呆気にとられた彼女を載せて電車はガタガタと駆けていき、僕はトイレに向かってゆらゆらと賭けていった。
事なきを得た僕の思考回路は正常になり、彼女に大変申し訳ないことをしたと反省した。
猛省した。
そして、彼女に連絡し、埋め合わせがしたいから今日学校が終わったら会いたいと伝えた。
結果的にはその日のデートがきっかけで付き合うことになったのだった。
僕と彼女の縁は便によって届けられたのだった。手紙などの便ではない、便意の便だ。
後日談なのだが、僕が待たされた1時間半ほどの時間、彼女はお風呂に入り、ムダ毛の処理をしていたらしい。掃除も少ししたらしい。
そして僕らは、あの日行為を行っていたとしたら、肉体的な繋がりは続いたかもしれないが、付き合うことはなかっただろうという結論に至った。
近い将来、彼女は僕が性行為をしたがらないことで、自分への自信をなくしていってしまう。
そんな申し訳のないことをしてしまうのだが、彼女との付き合いは、僕の再燃していた性行為への嫌悪感を軽くするためにも通らなくてはならない道であった。
そのため僕は再び彼女を傷つけてしまう道を選ぶことにしたのだった。




