第15話 入学、大学生
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春休みの修行の成果があり、大学に入学するころには僕はすっかり女生に対する苦手意識がなくなっていた。
僕は大学生活を過ごすにあたって決めていたことがる。
・軽音楽部に入ること
・男女比の取れたグループを作って一緒に授業を受けたり行動すること
である。
軽音楽部はそれ自体を楽しむ目的もあるが、バンド活動に活かすためだ。
グループは、憧憬だったからだ。
そしてどちらもすぐに叶うのだが、紆余曲折はあったのだった。
まずは部活の話をしよう。
入るまでの経緯は紆余曲折という大層なものではなかったのだが、簡単にいうと冷やかしと思われてしばらくはまともに取り合ってもらえなかったのだ。
春はサークルや部活の新入生歓迎の集いがどこかしこで実施される。
タダで飲み食いできる場だし、向こうは部員が欲しいので基本的に僕らはちやほやされるのだ。
そして出会いの温床にもなる。
だが僕は軽音に入ると決めていたので、新歓パーティーも軽音にしかいかなかった。
のにも関わらず、だ。
先輩たちは僕が出会い目的で来たその他大勢だと認識していたのだ。
やけに話なれているからだろう。
僕は軽音に入るつもりだったし、この頃にはすでにバンドで使う楽器は全部できたし、部活の内容について特別先輩たちに聞くことなどなかった。そのため、単純にその場を楽しんでいた。
それが先輩たちには冷やかしに映ったらしい。
後日僕が入部しようと思って部室に行ったとき、先輩は冷やかしだと思ってすごーくてきとーな対応をした。
その場で入部できず、改めて行ってやっと入部できたのだ。
ちなみにこの時の僕は、すっかり自分に自信もついて、その自信が外見にも表れていた。
僕のモテキが来るのである。
そして僕はバンドの楽器はなんでもできたし、経験者だったので、自然と同期たちの中心となって教える側になっていた。
有志でバントを組んで活動する部活だったので、僕はすべての楽器でバンドを組んだ。
そうして先輩を含めて部員から一目置かれる存在となったのだった。
この部活はすごく楽しかった。
だが、僕は1年後にはここを去っていくになるのだが、それは大学生活における後悔となっている。
もう一つの話をしよう。
グループについてだ。
ここで僕は良縁を得ることになる。
入学式で隣の席に座っていた生徒と僕は友人になった。
そしてその生徒は僕と高校が同じだった。
そして僕のことを知らない生徒だった。
これから4年間、僕は彼とずっと同じ時間を過ごすことになるのだった。
そうして男性の友達を得た僕は、女性二人組を探した。
そして僕には欲が出ていたので、どうせなら可愛らしい女性が良かった。
そして僕は修行の成果を発揮し、同じ講義を受けていた可愛らしい女性二人組に声をかけ、前後に座って授業を受けることになったのだ。
それからしばらくは一緒に行動していたのだが、僕に問題が生じて離れていくことになる。
そしてそれもまた、僕にとって大学生活においての後悔となるのだった。




