第11話 恋の行方
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話は変わるが女性関係についても触れておこう。
高校2年の夏、出会いがあった。
僕が高校生の頃、今でいうガラパゴス携帯でつくるホームページが流行していた。
僕はバンドのHPを作成して運営していた。
お互いのHPにリンクを張ることが流行っていたのだが、その流行の中で知り合った女性がいた。
愁いを帯びた印象のある女性だった。
今思えば、この頃の僕は健全な女性より、僕と同じように妄想の化け物を飼っているような女性に惹かれていたようだった。
僕たちは会うことなく、メールや電話でのやりとりを重ね、お互いに少しずつ依存していった。段々と僕は心を開きかけていた。自分しか信じない男が、恋によって他人を信じる心を取り戻そうとしていたのだ。
そして僕たちの想いは高まり、会うことになった。
16.7歳の精いっぱいのお洒落をして、僕は待ち合わせの場所にいった。
無事邂逅を果たし、それなりに楽しい時を過ごした。
そして笑顔でそれぞれの帰路に着いた。
その日の夜、僕はその女性から恋人としては見られないと言われた。
まだ告白もしていないのに、だ。
だが連絡は取りたいとも言われた。
会わずに今まで通りメールや電話だけの付き合いを続けたいということは、意味することは一つだろう。
僕の容姿がお気に召さなかったのだろう。
メールや電話ではその女性の方が僕にかなりの依存度だった。
そしてその女性にはこれからも依存する誰かが必要だった。
それを電波越しの僕に求めてきたのだ。
僕は惨めになった。
そして裏切られたと強く感じた。
そうしてその提案を断った僕を、その女性と、その女性の親友と名乗る女性が電話越しにまるで僕が親の仇でもあるかのように罵ったのだった。
人の強い想いが良い状態で続くことを恋というのだろう。
そして転じてそれは呪いとなるのだ。
どちらも想いの結晶ということに変わりはない。
僕はあの時の想いを恋だと思っていたのだが、結果的にそれは呪いと成り果てたのだった。
そして僕はまた、強く自身に呪いをかけた。
結局は自分で強く生きていくしかないのだと。
余談ではあるが、僕は小学生の時はそれなりに好意を受けていたし、中高は男子校で、女性とは縁がなく、大学に入って共学になるとまたそれなりに好意を受けるようになるのだ。
ただこの頃は自信のなさが体現されていた。
そのため本来の容姿よりもかなり劣って見えていたことだろう。
まぁこれは僕の名誉を守るための蛇足であり、精いっぱいの強がりである。




