表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/38

ガイア防衛庁御訪問


門番の1人と佐藤は座り込んで話している……もう1人の門番はひたすら筋トレをしている




…………



…………………



………………………………





「佐藤………お前ホントに大変な人生送ってるんだな…」


「だろ?やっぱそう思うっしょ?……お前はどうなんよ?」



………………



「……………はぁ〜………」



ため息をついた門番の表情が曇る………



「俺も実は大変でさ………めっちゃ可愛い1人娘がいるんだけどね……今日のガイア防衛庁御訪問で連れていかれるんだ………」


「何だよそれ?」


「ガイア防衛庁ってのはさ……定期的に色々な街から、食料や物質、若い可愛い娘や兵士に使う人間とか……何でも奪っていくんだわ………」


「断りゃいいべ」


「…………昔…断った街があったらしいんだけど………

街の人みんな拷問されたあげくに殺されて……街も焼かれちまったんだ………ガイア防衛庁は凄い力持ってるから……誰も逆らえないんだわ………」


「………ふーん…………それが今日来るのか………」





……………………





ここで佐藤は考えた………



・街の人達や門番が困ろうと、俺の知ったこっちゃないが最近イライラしているので暴れたい


・何となくガイア防衛庁は気に食わない


・バーニングはマジでバカだから、きっと治癒魔法使いと上手くいかない、ここで俺がガイア防衛庁を叩きのめせば俺達はヒーローあつかいになり、話が上手く運ぶかもしれない


・幸い俺の見た目は、でかいピンクのクマのぬいぐるみなので、たまたま…そこらへんにいた悪魔が暴れてガイア防衛庁を叩きのめした……というテイにすれば街の人にも迷惑はかからない




………………




「………おい門番………よく聞けよ………」


「ん?」


「俺様がガイア防衛庁を全部叩きのめしてやろうか?」


「はい!?………無理っしょ??………できたとしても………街焼かれるっしょ??」


「ふふふ…………大丈夫だ、俺様を悪魔って事にしろ………ピンクの悪魔が街を襲いに来た所で……たまたまガイア防衛庁とバッティングして……ピンクの悪魔がガイア防衛庁をボコボコにした………というテイだ」


「……話はわかった…………しかしな…………毎回ガイア防衛庁はデカイロボット連れて来るんだぞ!?倒せるわけないだろ!?」


「そこは大丈夫だ、俺には実績がある」


「実績??」


「昨日そのロボット3体を1分で倒した」


「嘘でしょ!?」


「ふふふ…………本当だ」


「佐藤……オマエ………そんなモフモフなのに強いのか!?」


「そうなのだよ……娘はピンクの悪魔に拐われた事にでもしとけ」



…………………



「佐藤………お前って奴は………(T_T)」









その時であった




ゴゴゴ…………ゴゴ…………




遠くから音が聞こえる……………









「来たな………ガイア防衛庁」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ