四次元マント
「………さっき変なロボットにケンカ売られたけど、あれ何よ?」
「……ロボットか…………ガイア防衛庁だな………つまり豚王の手下だ」
「あー……そうなんか……」
「こんな所まで普通は来ないぞ……お前何か変な電波でも出してるんじゃないのか?」
「知らん」
「で……ガイア防衛庁の奴らどうした?」
「やっつけた」
「……あーあ………こりゃ…これからアイツらに狙われるわ………ま、いいけど」
……………
「………あと…………さっきの化物は何だ?」
「……あー………あれは悪魔だ…ホント何も知らないんだな………」
「悪魔……?」
「夜になると現れる……
知能は低く、人間を襲う…まぁ中にはそうじゃない奴もいるけど……
魔法使いは、悪魔を倒す事によって魔力が上がり…強くなる」
…………………
「……ゲームみてぇだな……」
…………………
「とりあえず今日はもう寝るぞ」
「はやっ!寝るの」
「寝ないと魔力が回復しないんだ、さっき大幅に魔力を消費したからな…」
魔法使いはマントの中からベッドを出した!
「えっ!?何そのマント!?」
「ん?珍しいか?」
(四次元マントかよ……)
「まぁ………いいや…………
それより…寝るってオマエ………こんな所で寝たら悪魔に襲われるだろ」
「結界張るから大丈夫だ」
「…………便利だなおい………魔法使いはよ………」
サラはずっと佐藤にくっついている
「サラはねー、今日から毎日サトーと一緒に寝るのー♪」
「えー……マジかよ………ウゼェな………てか俺、人間じゃないから寝ないし」
バーニングがびっくりした表情で言った
「佐藤……オマエの体は寝なくていいのか!?」
「寝たくても寝れねーんだよ」
「ホントお前は使えるな♪夜の見張り頼むぞ♪たまに結界効かない悪魔もいるんでな」
「……………チッ…………仕方ねぇな………その代わり、ちゃんと豚王の所まで連れてけよ」
「ああ、大丈夫だ」
バーニングは布団に入った
「サトー♪んふー♪お休みなさいー♪………………………」
スー スー
サラは佐藤に抱きつきながら…すぐに寝てしまった………
………………
「…………はぁー…………めんどくさ…………」