魔法使い
空が暗くなってきた………
(もう少しで夜になるな……街とか全然無いんだけど………)
佐藤は1人……歩き続けていた
…………
…………………
…………………………
しだいに日は落ち、夜が訪れる……
…………………??
(何だ……………?)
佐藤は異様な"何か"を感じとる……
日が落ちたとたん……回りの空気が変わったのだ……
風か吹き……木々がザワザワと音を立てる……
……………………
完全に日は落ち……とうとう佐藤の回りは漆黒の暗闇に包まれてしまった……
(まずいな………視界が悪い………)
……………
…………………
ズ
ズズ
ズズズズズズ!!
(!?)
暗闇の中に何かがいる!!
(ヤバい!)
!!!!
佐藤は何か正体不明の物体に全身を捕まれた!!
(クソッ………何だこれ………よく見えねぇ!)
「うおっ!?」
佐藤は空高く持ち上げられ、放り投げられた!
…………………
ズズズズズズ
ズズズズズズ
(ヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェ)
ズズズズズズズズ
ズズズズズズズズ
その時であった
(!!!!!!!!)
一瞬で回りは明るくなる!!
ヴアー
(何だーーーー!!)
佐藤の目の前では巨人のような化物が燃え盛っていた!!
ヴアー
化物は苦しみ、激しく動き回る!
ヴアー
そしてその場に倒れてしまった……………
……
……………
………………………
化物はパチパチと音を立て燃えている………何故か木の焼ける臭いがした………
(何だったんだ………)
佐藤が立ち尽くしていると……
「何で悪魔同士が戦ってんだ??……てかお前………悪魔なん?モフモフだけど」
!?
佐藤が振り向くと
1人の人間が立っている……
その姿は、黒いマントを全身に纏い「いかにも魔法使いです」な見た目をした…割りと可愛い感じの女性だった