始まりの草原
佐藤・バーニング・マオの3人は約1ヶ月もの間旅を続けた。途中…何度か野生の悪魔に遭遇するも3人の敵では無く、無事に3人は“始まりの草原“へと辿り着く…………。
「おいサトー……確かここらへんだったよな~……始まりの草原って?」
「ん~……そんな様な気もするが違う様な気もするな」
「覚えてねーのかよ……」
「サトーさん♪とりあえずアリスさんを呼んでみてはどうですかー?場所はここで合ってるかもしれませんし~♪」
……………………
「あーそうすっか、、、、
………ゴホン……………
お~~~~~~~~~~~い!!!!
アリス~~~~~~~~~~!!
いるか~~~~~~~~~~~!?
時空石持ってきたぞ~~~~~~~!!」
すると………急に空気が変化………
とたんに嫌に張り積めた空気になる…………
するとバーニングの表情が変わった。
…………………………
「いるぞ………
近くに………
魔女だ」
すると、どこからともなく幼い少女の声が響く………
「佐藤さんおかえりなさい……やはり手に入れてきましたか……時空石を」
声はするがアリスの姿は見当たらない………
「まぁな…………
でさー………アンタに聞きたい事があんだけど?」
「…………何でしょう?…………」
「ちょっとこの世界でヤボ用できてさ~
今すぐ帰る訳にはいかんくなったんだわ……
やっぱ急いで帰らんとヤバい感じ?」
「……………なるほど……………
例えるなら………メテオラでの1年間をあなたがいる世界の時間に換算すると……約1分程になります………時間的には何も問題はありません……
ただ……………」
「ただ…………何よ?」
「あまりメテオラに長居すると呪われる恐れがあります……佐藤さんはこちらの者ではありませんので………」
バーニングとマオは黙って話を聞いている。
「よくわからんけどわかったわ!ありがとな!ヤボ用済んだらまた来るわ!
行こーぜ!お前ら!」
「わかりました……………
なるべく早く………帰ってきて…………
下さいね……………」
アリスの声は段々と小さくなり…聞こえなくなった……とたんに張り積めた空気も元に戻る。
「おいサトー…………
本当にいいのか!?呪いの意味ぜってーわかってないだろ!?」
「すぐ帰ってくればいいんだろ?」
「そういう口振りだったが…………
あの魔女……イマイチ信用できん………
何か裏があるぞ絶対…………」
「大丈夫だ、アイツは悪い奴じゃねーよ」
「……………………」
バーニングは難しい顔をしている…………




