37/38
旅立ち
佐藤とバーニング、マオは“始まりの草原“に向けて旅立った。
……………
「そーいえばよ…
豚王倒してから世界は少しはマトモになったんか?」
「あーそうそう!サトーは知らないもんな!あの後の事!」
「で、どうなんよ?」
「実は……王がP.O.Eの地下で監禁されててさー、なんとか無事に生きてたのさー」
「良かったじゃねーか」
「少しずつ昔みたいな世界に戻り初めてるんだ♪」
「ふーん」
佐藤はバーニングの姉について気になったが…
あえて聞く事はしなかった。
ここでマオが会話に割り込んでくる。
「実は…私とバーニングさん、王様直々に誘われたんですよー側近として♪」
「そうそう!すげーだろ?」
「ふーん……
でもサラの件があるから断ったんか?」
「よくわかったな!オマエ頭わりーのにな!HA!HA!HAー!」
(ホント………コイツは………)
バーニングはいつもの様に明るいが、ヘルフレイム・エンペラーによる不気味な火傷の跡は鮮明に残っており、佐藤は複雑な気持ちになった。




