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"バーニング、一生のお願い"の巻き
「ところで……サトー……」
「何だ?」
「一生のお願いがあるんだ……」
バーニングは急に深刻そうな顔になった……
「何だ?お願いって?」
「お前が元の世界に戻りたいのは知っている…
だが……もう少しワタシ達に力を貸してほしいんだ…」
………………
「……………………
どうゆう事だ?」
…………………
「…………サラを………サラを………生き返らせたいんだ………」
(!?)
「生き返る………のか!?」
「ああ………サラは石化状態だった事が幸いしてな………
"メシア・ロウワールド"って世界に、石化を解く専門の魔法使いがいるらしいんだわ……
その人なら、サラの欠片を使って生き返らせる事ができるかもしれない。
ちなみにサトーが気を失った後、ワタシとマオさんで必死にサラの欠片は全て集めた」
「マジかよ…………」
「これからワタシとマオさんは未知の"メシア・ロウワールド"に行く………
どんな困難が待ち受けているかもわからない……そう考えると、やはりサトーの力が必要なんだ」
バーニングの表情は真剣そのものだった。




