バトル・フィールド 〜ACT2〜
「オラッ!!」
豚王との距離を詰めた佐藤は、鉄パイプで殴りかかる!!
ガキィ
豚王は佐藤の攻撃をオプティマイザー・ガンマで軽く弾いた
「オラァ!オラァッ!」
ガキィッ
ガキィッ
ガキィッ
豚王は片手で佐藤の攻撃を弾き続ける
「んー……佐藤だっけ?……君、早いけど攻撃が単純だね?」
「オラァ!」
ガキィッ
…………………
佐藤は一旦距離を置く………
(試しに殴ってみたが…あの武器に大した動きは見られないな……)
佐藤は構えを崩さす……ジリジリと距離を詰める……
「オラァーーー!」
佐藤は大きく振りかぶった
(隙だらけだ………佐藤………)
豚王は大振りの佐藤の隙をつき……佐藤の右脇腹に一撃を加えた!!
!!!!
「これ待ちだバカヤロー!」
佐藤はなんと…オプティマイザー・ガンマを右腕で抱え込んだ!!
「俺に物理ダメージは効かねーんだよ!!」
ボグッ!!
佐藤は豚王に渾身の頭突きをお見舞いした!!
(!?)
しかし………
……………
崩れ落ちたのは佐藤だった……
………………
豚王の前で力無く……膝間付く佐藤………
(な……何が起きた…………??)
「どうした?佐藤??」
(ヤバイ!!!!)
!!!!
豚王の振り抜いたオプティマイザー・ガンマが佐藤の顔面にヒットした!
ガキィィィン!!
佐藤は倒れこみ……
動けなかった………
………………
(体が………動かねぇ………意識が………遠くなる………)
「物理によるダメージが無いとは……凄いヤツだな………しかし……オプティマイザー・ガンマは敵の魂に直接ダメージを与える……
………残念だったな………」
(……………………)
……………
………………………
「……ふ………ふーん…………」
佐藤はフラフラと……立ち上がった!
「お前……立ち上がれるのか!?直撃くらってるのに!?」
………………
「………ごちゃごちゃ……うるせぇ………」
佐藤はふらつきながらも……鉄パイプを構えた………
「……しゃべってねーで……
かかってこいよ………豚王………」
「おほっ♪おもしれー♪」
豚王がオプティマイザー・ガンマで斬りかかる!!
!!!!
ガキィィィン!!!!
佐藤はモロに攻撃を顔面に受けた………
バシュ
しかし……同時に、豚王の左肩に一撃を加えていた!
追い詰められた佐藤の……最後の力を振り絞った「肉を切らせて骨を断つ」作戦だった
「ッッッ!?」
佐藤の鉄パイプには"burning speed ball"が付与されていた為、豚王の左肩は血しぶきを上げ
……吹き飛んだ
そして佐藤は……またしても……その場に倒れこんだ………
……………………
「さ………さとう……………」
バーニングはそれを見つめる事しかできなかった…………
「く………」
豚王の左肩からはドクドクと鮮血が流れ出ている………
………………
「…………あんまり…………舐めんなよ…………豚野郎……」
と、佐藤は呟いた………
………………
「………キサマ………」
豚王は倒れている佐藤の前に立ち……オプティマイザー・ガンマを片手で構えた……




