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ヘルフレイム・エンペラー


「その魔法詠唱は初めて聞くなぁ」




豚王は玉座の横に刺さっていた"剣の様な武器"を抜く





……カシャン……


……ウィーン……カシャン………





その武器は、剣に大きめの機械が融合しており……抜いた瞬間から機械部分が音を立て動き出した……





そして……





魔法詠唱を続けているバーニングの体に変化が現れ出す


身体中のタトゥーから……焦げ臭い臭いと共に…煙が上がった……


段々と煙が多くなり……






なんと…タトゥーから黒い炎が立ち上がる!






苦痛の表情を浮かべるバーニング






「おー!体から火…出てるよ?大丈夫かい君ー?」






……………






「これが…………


これが……キサマを焼き尽くす……地獄の………炎………ヘルフレイム…エンペラーだ………」





段々と炎が大きくなってゆく




そして




とうとうバーニングは黒い炎に包まれてしまう………




その時だった





「!?」




とてつもない轟音と衝撃が走り……バーニングの体は大きな化物へと変化していく!





…………………





その化物は体長が5メートル程の巨人で、全身に黒い炎を纏っていた……







「すげー」







豚王は特に焦る様子もなく……剣を構える……


剣に融合された機械は




………カシャン……


………ウィーン………カシャン……




と無機質な音を響かせていた………






…………





…………………






…………………………………








その頃、佐藤達は……




………………………





「佐藤さん!下ろしなさい!」


「うるせーな!暴れんな!」






(!!!!)






「何処に……行くんですか?………佐藤さん?」



2人を抱えた佐藤の行く手を……鉄仮面達が遮った




……………




「クソ……」





佐藤は足を止め……




「まぁ……ここまで来ればいいか………」






ゆっくりと、マオとサラを下ろした






「鉄仮面……お前とはいずれ決着つけなきゃな………と思ってたんだよ……」









!!!?









「何だっっっ!?」






豚王がいる部屋から凄まじい爆音が響く!


そして佐藤は、得たいの知れない胸騒ぎを感じた………





マオは佐藤の一歩前に出て



「佐藤さん、サラちゃんを連れてバーニングさんの元へ急いで下さい………この方は私に任せて、まだ間に合うかもしれません!」





と言って、佐藤の鉄パイプに魔法をかけた





「…………わかった………死ぬなよ……」





佐藤はサラを抱え上げると、振り向きすぐに走り出した!





(やはりアイツを1人にするんじゃなかった)





佐藤はバーニングを1人にしてしまった事に大きな後悔をしていた、バーニングが"失ってはならない大切な仲間"だったという事に今……気がついたのだ……





(遅い………ホントに………俺は………クソだな)






佐藤は全力でバーニングの元へ向かった!!









……………………










「鉄仮面さん達♪私が御相手させてもらいますよ♪」



「そうですか………

マオ・C・ヴァルキュリアさんに御相手させてもらえるとは……光栄ですね」




鉄仮面は魔法詠唱を始めた………

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