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第0話 プロローグ

 いつの世も、古今東西、結婚というものは様々な問題を巻き起こすものである。


「ちょっと味噌汁が辛すぎるんじゃないかしら」

「そうですかお義母さん?」

「こんな料理食べさせるなんて、私のことを殺す気なのね」

「キーっ! くそ婆っ」なんていう嫁姑問題に、


「あんな家の男とは結婚させるわけにはいかん!」

「そんなっお父様! ひどいわっ!」なんていう家柄の問題、


「あんな男と結婚するなんて嫌っ!」

「お前が嫁げば、我が家は安泰なんだ」と政略結婚に、


「死が二人を(わか)つまで」と永遠の愛を誓い合ったのに浮気に不倫に、離婚問題。


 まったくもってままならぬのが男女の縁というもので、これは平成の時代の日本においてもその通りなのだから、この古臭い、旧態依然(きゅうたいいぜん)とした魔法世界においても当然、それは変わりないのである。

 特に、政略結婚やお家柄なんて問題はより深刻と言って差支えないだろう。

 更に、一国のお姫様の結婚なんてなった日にゃ、国を挙げての一大事。


 そりゃそうだ、国の王族の婚姻なんてのは一歩間違えば、国家の命運にかかわることもあるんだからな。トロイア戦争のヘレネの例もあることだし。


 まぁ、つまるところ私が言いたいことは、インシュール王国には隣国に嫁いだお姫様が一人いる。

 それがきっかけで、あーだ、こーだと色々と面倒臭い問題が起きたわけだけれども、あっちこっちに奔走させられた私たちは、まったくもって骨が折れたよ。


 とにもかくにも、今回はそんな話。

初めての方も、前作から読んでいただいている方も、ここまで読んでいただきありがとうございます。

穴田と言います。

今回はかなり短いプロローグ。予告編代わりのプロローグ。

というわけで、再び皆様に読んでいただけるよう、粉骨砕身頑張ってまいります。ではまたっ。

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