人妻?何それ旨いの?
その日の夜、未来と二人だけの小さなパーティを開いた。
ワイン一杯で真っ赤になっている未来にずっと聞きたかった疑問をぶつけてみた。
「なぁ、未来。」
「にゃぁに?」
「最初に会ったコンビニでどうして『拾ってくれ』なんてヤバイこと言ったんだ?」
「家には帰りたくなかったからに決まってんじゃん。」
「でもさ、色んな男がいるし、下手したら無理やり・・・とかいう可能性もあったわけだろ?」
「まぁそうだけど・・・何て言えばいいのかな、あの時優樹の顔を見たら急に空気が変わったっていうか、それまではアイツのいやらしい顔ばかりが頭に浮かんでたのに、優樹の顔を見てたらそれが全部どこかに消えちゃって、どうしてかは分からないんだけど『この人なら大丈夫』って思えたんだよね。」
「なんだそれ?」
「私も良く分かんないんだけど、今はあのときの直感が正しかったって言えるね。」
「なんでだ?」
「だって・・・優樹みたいな旦那さんが出来たから・・・って言わせるなぁ!!」
「相変わらずのツンデレっぷりだな。」
「誰がツンデレ・・・うぅ、気持ち悪い・・・」
「未成年のくせに飲むからだろ。」
「未成年でも人妻ですぅ。」
「・・・人妻って響きは何かエロいな。」
「エロくても・・・いいよ。」
「何がいいんだか。」
「優樹、エロい事しようよ。」
「意味分かって言ってんのか?」
「当たり前でしょ!!これでも人妻ですぅ、医学部ですぅ。」
「・・・じゃあ・・・する・・・か?」
私は未来を抱きかかえると、寝室のベッドに横たえた
「未来をベッドまで運ぶなんて、初めて会った日と同じだな。」
「そうだね、あの時ロリコン兄ちゃんに見られた裸も今では随分成長したよ。」
「本当か?あの頃のままのおっぱいだったら離婚するからな。」
「フフフ、未来ちゃんの裸を見ちゃったら優樹は二度とそんな台詞を吐けなくなるよ。」
「そうか・・・・・・・・・・・・未来、愛してるよ。」
「うんっ、私も!!優樹、これからはいっぱいしようね!!・・・それと、あの時私を拾ってくれてありがとう、ご主人さま。」
「『ありがとう』はいいけど『ご主人さま』って言うなぁぁぁ!!」




