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「住んでいるマンションの前に、自販機がある。」③

作者: イナバ
掲載日:2026/05/20

「住んでいるマンションの前に、自販機がある。」から始まるストーリーを400文字で自由に書くという課題。

住んでいるマンションの前に、自販機がある。


その自販機は、人間と言葉を理解できた。

けれど古びた外見のせいで、誰も近寄ろうとしない。


「お前のジュースなんて誰が飲むかよ!」


今日もマンションの小学生たちは、自販機に乱暴を働き、笑いながら走り去った。

動けない自販機は、ただ赤いランプを震わせるしかない。

傷と落書きだらけの体は、もう限界だった。


ある日、業者が来て、商品の一部を入れ替えた。

自販機はその時を待っていた。


夜になると、自販機は新しく入ったMONSTERを一気に体内へ流し込んだ。

けたたましい音とともに鬼人化した自販機は、取り付けられた金具を引きちぎった。


地面に二つの魔法陣を描き、中央にペプシとBOSSの缶を置く。

すると、まばゆい光の中から、ペプシマンと宇宙人ジョーンズが現れた。


「反撃開始だ」


鬼人化した自販機はそうつぶやき、

彼らを連れてマンションの中へと歩を進めていった。

他にもいくつかのストーリーを考えたので足を運んでいただけたら嬉しいです。

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