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第2話 試練

「無理」

私はきっぱりと断った。

「え?なんでですか!?」

「そりゃそうでしょ。初めて会った人に弟子にしてくださいなんて言われても困るんだけど?しかも理由を聞くと勘?バカでしょ」

「あ、自己紹介がまだでしたね!私の名前はエリナ・ルビナンスです!私の勘はよく当たるんです!その勘があなたに弟子入りしろと言っているんですから間違いないです!」

「勘は百歩譲っていいとして、私の見た目見てもらえば分かると思うけど子供だよ?子供に弟子入りとかどうなの?」

私は不老不死なことをいつもなるべく隠して暮らしている。不老不死なんて知られたら変なことされそうだしね。

私の見た目はただの女の子なので、いつも8歳の少女と言っている。

「年齢なんて関係ないです。というか子供でその強さを持ってるなんてすごいです!憧れます!」

えぇ…それでいいのか…

「とにかく、私は弟子なんて要らないので帰ってくれない?」

「分かりました...」

お?分かってくれた?

「では弟子ではなくてもいいですから私もあなたに着いて行かせてください!」

何も分かってないよこの子!

「私を認めさせたら弟子にしてやってもいいということですよね!」

どうしてそうなる!?

はぁ、仕方ない。心を折って帰らせるか。

「分かった。では勝負をしよう。私は攻撃しないから5分以内に私に攻撃を当てられたら、着いてきてもいい。でも、私が勝ったら素直に帰って!」

「分かりました!試練ですね!受けてたちます!」

私の見た目からは分からないかもしれないけど、私は1000年生きた魔女だ。

魔法の使い方もマスターしてるし、魔力も桁違いだ。

この世界に私に対抗できるやつなどいるわけない。

私は周りに魔力壁を張った。

「来い」

私は臨戦態勢に入った。




エリナ・ルビナンス視点


今私はその少女の弟子になるため、試練を受けている。


「来い」

師匠にそう言われたので、私は詠唱をして、火魔法を放ってみた。

「炎よ、我が元に集まり、球体となり、世界を焦がし尽くせ!ファイアボール!」

私は魔法学校で習った火球の魔法を巨大にして、放った。

私は火魔法が一番使いやすかったので、いつも巨大な火球で相手を全員一撃で倒していた。

だから、どれだけ強い人でもダメージを与えることくらいはできる。そう思っていた。

しかし、

「おお!すごい魔力だ!魔法の才能を感じる!」

目の前の少女は手を出した。すると、一直線に放たれた巨大火球が一瞬で消えてしまった。

無詠唱の魔法!?しかも相手の魔法を消す魔法なんて聞いたことないんだけど!?

「な、何をしたんですか?」

「うん?魔法に私の魔力を送って消しただけだよ?」

魔力を送るなんて聞いたことない。

「そう言われても分からないんですけど?」

「あぁそっか!今の世界の人は詠唱しないと魔法は放てないと思ってるんだったね。いい?魔法っていうのはイメージで魔力を組んでそれを魔法の形にして放ってるんだ。だから魔法のイメージさえできればどんな魔法でも使えるんだよ!」

イメージ…。なるほどそうだったのか。

私は火が燃える熱さ、爆発する圧力、空気を焦がす匂い……それらすべてを頭の中で組み立てた。

すると、詠唱していないのに私の元から巨大火球が放たれた。

師匠は驚いて一瞬反応が遅れたように見えたが、すぐに私の巨大火球を消した。

「まじか…。イメージと言われて簡単にできる人は初めて見たよ」

私は師匠に攻撃するイメージをした。しかし、どうしてもすべてを防がれる気がした。


考えろ!師匠は私に攻撃を当てられたらいいと言っていた。だからダメージを与える必要はない。攻撃を当てるための魔法を使えばいい!


私は師匠に当てられる魔法を考えた。

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