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ダイヤモンドスター  作者: オカピ
中学2年生編
13/42

合宿④

PM14:00

「1...2...1.2ぃ!!」

「「そぉぉれー!!」」

ダッダッダッ


昼食を終え、グラウンドに大きな声が響き渡る。


「どうした1、2年!全然腹から声出てねぇぞ!!

ボール触りたくないんか!!」

コーチの高島が声を上げる。


「スパルタだねぇ〜。今の時代に合ってないよ〜。」

「優しくして全国制覇出来んなら俺もそうしてる。

おい!足が合ってねーぞ!やり直しだ!!」

「怒っても強くはならねぇ〜だろ〜。」


高島と話しているのはもう1人のコーチ、山城だ。


「1...2...1.2ぃ!」

「「そぉぉれー!!!!」」


(いつまで走り続けるんだよ...もう1時間はアップから

進んでない...)

(限界だ...ゲロ出る...)

(おい!足合わせろ!先輩たちは何も言わずやってんだろ!)


1時間半のアップが終わり、内野手と外野手、捕手、投手が別れての守備練習が始まった。


キンッ!!

パシッ!ビッ!

内野はケースノック。


キンッ!

ダッダッダ...パシッ!

外野はアメリカンノック。


キンッ!

「がぁ!!」

捕手は近距離からのブロッキング練習をしていた。


「ゼェ...ゼェ...」

「どうした〜星〜。もう休憩するかー?」

「もういっちょ!」

キンッ!

「がァ!!」


「スタート!!」

ダッダッダッ!!

投手は終わりの見えないポール間ダッシュをしていた。


ドサァ!!

白田が倒れ込む。

すかさず日野が腕を掴み持ち上げる。


「どうしたぁ白田?!もうお疲れかぁ?

天野!てめぇも座り込んでんじゃねぇよ!

増田!おめぇも同じ3年なら立って根性見せろぉ!」


ストップウォッチを握る結衣はどんな顔をすれば良いのか分からずにいた。


PM17:30。練習が終わった。


「明日は富士北ボーイズとの練習試合だ。

先発は日野、多田ペア。明後日は天野、星ペアが先発だ。2日の間の第2、第3試合は1、2年生中心のチームで戦うのでそのつもりで。宿舎戻って3年生から順に風呂、飯、ノート提出して22:00までに消灯だ。以上。」



PM21:00


「あー疲れたぁー!」

「初合宿楽しんでるな。山城コーチに泣かされてた。」

「お前もポールで座り込んでたろ!」

「記憶にねぇ。」

一輝が素振りを、焦斗がシャドーピッチングしながら話し込んでいると、

「ちょっと〜!!」と少し怒った様子で結衣が近ずいてきた。


「お風呂入ったんなら汗かくのやめなって!ベタベタになるでしょー!」

「朝風呂行くからいいんだよ。山下さんが教えてくれた。」

「寝るんでしょ!しかも明日試合なのにへとへとになっても知らないよ?!」

「っせぇーなぁ!お前は俺のかぁちゃんかよ!」

「お前って言うな!」


翌日。試合開始前、ベンチ前でスタメンの発表を鎌田が行う。

1番から6番まではいつも通りだ。いつも通りの打順。


「7番、ライト星。」

「...え??」


















ご視聴ありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします!

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