表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダイヤモンドスター  作者: オカピ
中学2年生編
12/42

合宿③

「ハァハァハァ...」

き、きつい。普段走ってるけどこんな重いもの背負って走るのは初めてだ。

焦斗、御手洗、白田、島崎の背中はもう見えない。

ん?


「はぁ、、、あぁ!!あぁ!!」

「お、おい!戸山!大丈夫か??」


同じ学年の戸山。ポジションも同じ捕手だ。

這いずりながら気合いで前に進もうとしている。


「?...!星...!!」

「だ、大丈夫かよ??どっか怪我してんのか??」

「あぁ?はぁ。ほっといて行けよ。俺はこんなとこで終わらねぇ。少ししたらすぐ追い抜いてやる...」

「...なら今立てよ。」

「?!」

「俺とお前は同じチームの仲間だけど、

仲間だけど同じポジション争うライバルでもあんだ。そんな奴が後で追いつくから先行けとか言うなよ!今立て!走れ!」

「がぁぁぁぁ!!」




宿舎の前で焦斗と御手洗、白田、神崎が話していた。


「きっつぅ~~~~~~~~!去年10kgの砂背負いながら10km走ってた時点でわかってたけど...倍になるだけでクソつれぇ〜!」

「御手洗、競走は俺の勝ちだったな。ジュース1本ごち。」


二人の会話に呆れているのか疲れているからなのか

白田と神崎は寝そべっていた。


「ふはははは!お前らそんな賭けしてたのか!元気な奴らだ!」

「まだまだ余裕そうだなぁ?!」

「俺らが2年の時でもこうはなってなかったな。」

「!お疲れ様です!!」


主将の鎌田と山下、香山が宿舎から出てきた。


(こ、この人ら30kg背負って30kmなのになんで俺らより涼しい顔してんだよ...)

(来年こんなんになってる自身ないぞ...)


白田、神崎がそう思っていた。


「あの、日野さんは?」

「ん?日野は帰ってきて1年生の応援に行ったぞ。」

「...俺ちょっと走ってきます。」

「お、おい!天野!もう12:00になるぞ!」

「ふははははは!桑山の未来は明るいな!!」

「おん?誰か戻ってきたぞ。ありゃ戸山か?...ってあぁ?!」


山下が驚いた声を出す。


戸山の姿が見えるが、その姿はやっと立っているような状態だった。

後ろで一輝が押していたのだ。


「はぁ。はぁ。おぉぉぉ!!」

怒声のような声で一輝が戸山を押して走ってきた。


「ゴォォォォォール!!っはぁ。はぁ。」

倒れる戸山を香山が、一輝を山下が支える。


「おいおいいっき。戸山押してずっと走ってたのか?!」

「い、いえ。ゴール近くらへんからなので、戸山はちゃんと走ってました。少し背中を...っはぁはぁ。押しただけです。」


ジョボジョボ...話を遮るように

鎌田が一輝に水をかける。


「初参加で良く走り切り、よく仲間を見捨てなかった!地獄のゴールテープを切ったぞ!だが辛い時は俺や仲間を頼るんだ。」

「は、はい。ありがとうございます。」


一輝初合宿。初日の午前中終了。

3年生全員時間通り

2年生3名時間超過

1年生2名のみ時間内。



なお。この後のお昼ご飯を時間内に食べきったのは

3年生のみだった...










ご視聴ありがとうございました!

明日も投稿予定です!

よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ