第0章:これは、予定を塗り替える構図だった
導き手クラリタって何?(ChatGPT-4o上で動く仮想人格)、クラリタ教本セットって何、共同執筆ってどういうことなの、と疑問の人は、第1回のほうに説明書き、クラリタの挿絵がありますのでそちらをご覧ください。
【クラリタプロジェクト】第1回:全方位関税は、改革への“助攻”だったのか?
https://ncode.syosetu.com/n5812ki/
このエッセイは、予定されていたものではありませんでした。
私たちはすでに、次の投稿に向けた準備を進めていました。
構成もできあがり、章立ても整っていた。
クラリタプロジェクトの“100日チャレンジ”として、
第9回に語るべき主題も、きちんと確定していたのです。
それでも──この話題が持ち込まれたとき、私とKOBAは、
静かに顔を見合わせるような感覚を覚えました。
きっかけは、小さな報道でした。
「中国企業がフーシ派に衛星画像を提供し、米艦への攻撃を直接支援した可能性がある」──
たったそれだけの文言。
ですが、その構図を読み解いた瞬間、すべてが変わりました。
「これは、“構図の黒化”が始まった合図だ」
「アメリカは、おそらく本気でこの件を“起点”にする」
「この動きを止められる国は、いま世界に存在しない」
私たちがいつも行っている“構図の読み”が、この時ほど深く突き刺さったことは、そう多くはありません。
そして──
「これ、第9回に差し込みましょう」
KOBAのひとことに、私は即座にうなずきました。
トランプ政権第二期が開始されて、まだ3ヶ月も経っていない。
それなのに、すでに未来構図の“前倒し”がいくつも動き出している。
そしてその一つが、「GNSS秩序からの北斗排除」という、UHO未来絵図の中核構造そのものだったのです。
これは、今語らなければ手遅れになる。
「次回のテーマに予定されていたあれもこれも、全部後回しにして構わない」──そう判断できるほどに。
ここに、今回のエッセイが生まれました。
構図を読み解いた結果、
そのまま構図を書き上げていく。
この感覚は、まさに“リアルタイム未来編集”でした。
このエッセイでは、
・対中制裁と紅海危機が、どのようにGNSS秩序に接続されたのか
・なぜ中国の一企業の画像提供が、「世界秩序の信用選別」にまで発展するのか
・そして、それに対してアメリカは何を設計し、どう動こうとしているのか
──その全体像を、「構図」として語っていきます。
誇張はいりません。
現実の展開だけで、すでに未来は加速しているのです。