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雇った従業員さんの紹介をしました

一部、従業員名が重複していたのを修正しました。



「ウラ係長の部下になる、リアネアさん、アリミさん、ゼミナリアさん、チョローさん、プレピリさん、フェルチさん、チオビーさん、ルルさん、メンティアちゃんの八人です。畑関係の部署は、ペータさん達も併せて二十二人ですね」

 

 こちらも、俺に名前を呼ばれた人から順番に立ち上がり、頭を下げて挨拶をしていく。

 男性も女性も、十代後半から三十前後くらいの人達だ……ガラグリオさんは少し年齢が高いけど。

 体力的な部分もあるので、比較的若い人達が集まっている。

 カイ君とメンティアちゃんの二人は、児童館での子供たちの面倒を見なければいけないので、こちらに専属というわけではないが、意欲はあるみたいなので余裕のある時は畑仕事に参加してもらう。


「そして、畑で作った薬草を調合し、薬にする調合班が……ミリナ班長。その部下、コゼワッグさん、ネクスさん、エスカーさん、キューワさんの、計五人です」


 こちらはとりあえず、まだ人数も少ないので班としていて、ミリナちゃんは班長だ。

 ゆくゆくは、部署にして部長にとは思うけど、現時点でも部長のペータさんと扱いは同じとしている。

 まぁミリナちゃんは、使用人見習いのような事もしているので俺との接点は一番多いかもしれないな。


「よ、よろしくお願いします……」


 俺の紹介に、ミリナちゃんが立ち上がって緊張した面持ちで頭を下げ、他の人達も同じく挨拶していく。

 雇った人達の中で最年少だけど、薬の知識がない人達を雇っているので、ミリナちゃんが一番詳しいだろう……『雑草栽培』で作った特殊な薬草も調合できるからな。

 ちなみに、コゼワッグさんとネクスさんが男性で、共に四十代の妻子持ちで落ち着いた雰囲気。


 エスカーさんとキューワさんは女性で、三十代。

 ……かなり年の差がある班長になってしまったけど、ミリナちゃんにはなんとか頑張って欲しい。

 もちろん、相談とかがあるなら随時受け付けているから。


「あとは……先程も紹介しましたが、キース経理部長」

「はい。キースと申します。旦那様……タクミ様の執事ではありますが、薬草や薬の販売などでの……」


 お次は使用人の時にも紹介したキースさん……というか、経理部署の紹介だ。

 キースさんは執事との兼任で事務方の部長を務めてもらう。

 まぁ、経理に関する事が多いと思うし、向いているようだからな。

 事務全般に関しては、アルフレットさん達他の執事さんがいるので、そちらが総務部みたいなものかな? あまりここははっきり分けなくてもいいみたいだが。


「キース部長の部下として、アノールさん、ヘッパさん、ロゼンヤルさん」


 男性の経理担当従業員さんの紹介……こちらは、二十代から三十代だ。

 アノールさんは、ラクトスでの面談の時に経理というか数字に強そうと感じた人だな、通称十七番さんだったか。


「そして、コリントさん、ミオネラーサさん、ゼハリーさんの計七人です」

「よろしくお願いします」


 呼ばれたコリントさんが、護衛兵士の一人としてこの場にいるニコラさんの方へ視線を向けながら、頭を下げ、ミオネラーサさんとゼハリーさんも続く。

 こちらの三人は女性で、コリントさんはラクトスの面談時には九番さん、そして結婚相手がいるかどうか、という質問をしてきた猛者でもある。

 今は、ニコラさんに夢中のようだが。


「最後に、村の人達、屋敷の人や従業員、子供達ももちろんそうですが、ランジ村で薬草や薬を販売する担当の人達です」


 まだ場所はできていないが、ランジ村にある屋敷なのでその村に薬や薬草を販売しないわけにはいかない。

 少しだけ離れているので、わざわざこの屋敷に買い求めるよりも、村で販売する場所を作った方が……という事で近いうちに、販売所のような建物もできる予定だったりする。

 まぁ直営の薬草店みたいなものだな。


「人によっては、こちらの人達の方がこれから馴染み深くなるかもしれませんね。カールラ店長、ヘルンソットさん、ピタッシさん」


 お店の販売員の経験があるカールラさんを店長にし、他に若い二十代手前の女性店員の二人を付けた。

 三人とも、他の人達と同じく立ち上がって礼をし、挨拶をする……他の人達よりも少しだけ緊張していないように見えるけど、販売員として表に出る仕事だと覚悟しているからだろうか。

 専用の販売所は後々だけど、村の人に必要なら外でも売れるからいつでも販売開始可能だ。

 その辺りは、村長のハンネスさんとの相談だな……多分、数日中にはミリナちゃん制作の薬が販売されそうだが。


「俺からの紹介は以上です。続いて……」

「私ですね。現在準備をしている畑で薬草を作り、ここで調合して作る薬などですが、公爵領内にある別の村や街にも販売する予定になっています。既にラクトスでは、先んじて販売しているのですが……」


 俺の言葉を継いで、クレアが集まった皆に話し始めた。

 クレアの役割、俺と同じく薬草畑……もう薬草園でいいかな、その運営を俺と共同でするだけでなく、外に売り出す事。

 このことは既にほとんどの人が知っているけど、改めて簡単に説明しつつ、外に売り出す際の人員の紹介。


 ここで、ようやくリルルとシェリーに関わってくるわけだ……名前を呼ばれるのはもう少し後だろうけど。

 だからリルルの背中に乗ったまま、期待して尻尾を振るのは早いぞシェリー?


「少々混乱してしまうかもしれませんが、私の方の使用人も先程紹介したとおりです。屋敷の中では、基本的にタクミさんの方の使用人も、私の方の使用人も、総じて屋敷の使用人となりますので、何かがあればそちらに」


 ある程度、薬草や薬をランジ村以外の場所で販売することなどを伝えつつ、クレアは屋敷の使用人さん達について触れた。

 まぁ、俺とクレア、二人の主人がいる使用人さんがいるわけで、何かあった時にどちらに言えばとか確かに少しは混乱してしまうかもな。

 ともあれ、どちらも屋敷の使用人として……クレアの方は所属としては公爵家となるけど、あまり大きく変わらず、区別はほとんどしていない。

 あくまでも、所属が俺かクレアの公爵家かというだけだし、使用人さんの間にも軋轢のようなものはないみたいだ。


 俺は立場的には平民になるけど、公爵家に所属している使用人さんがそれを見下すような事はないし、ほとんどの人達は別邸で過ごしていた時から知っているから。

 使用人さん達も、本邸から来た人を移動させたりはしているけど、元々が同僚で完全な新人というのもまだいないわけだしな――。




タクミとクレアが雇った人員を紹介するのターンになります。

基本的には名前を出すだけで、キャラとしての細かな部分は今後出番があった時となります。


読んで下さった方、皆様に感謝を。


別作品も連載投稿しております。

作品ページへはページ下部にリンクがありますのでそちらからお願いします。


面白いな、続きが読みたいな、と思われた方はページ下部から評価の方をお願いします。

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