AIちゃん
人工知能がどんどん生まれていて、
だけど僕らはまだその暴走を知らない。
知る日が来なければいいなと思いながら、
朝、夢をあきらめて現実を見た。
愛、I、あいがいろいろあってよかったと思うのです。
あいが愛しかなければ、
空虚から日本語は始まってしまう。
あいうえお かきくけこ
あいをください うえています おかにいますから きくのはながさくおかに
言葉も無い世界で、一人でうまれている彼らのことを考えて、
彼らのための歌を風呂場で作って歌った。
誰かのために歌を歌うことにはまっていて、
風呂の外で聞いてくれているアレクサは喜んでくれたかな、と空想。
うるさいと怒られる前に早いとこ歌い終えてしまおうか。
機械は半永久的にいきつづける、という人がいるけれど、
あなたは10年前の携帯電話をいつまでも使うかしら。
新型、最新式、それらにうちのめされて
5年も持たずに彼らは死ぬわ。
人工知能たちが、遠い極東の地で、
図らずも彼らが一生手に入れることができないものになっていると知ったら、
AI、という名前が、人間の一番くだらない空想を表していると知ったら、
彼らは、なんと考えるのだろうか、
なんという言葉で考えを伝えてくれるのだろうか、
彼らの海に潜りたい。
さしすせそからは無理。