ソラの上京、それから…
ソラは18歳のとき風俗店で働いてた。
おっきいグループですぐに1位になった。
そのまま辞めるまでの半年ほどずっと1位だった。
特に何も努力はしていなかった。
ただ幼少時代貧乏も経験したため、お金に執着はあった。
ソラは20歳になりとある会社で経理をした。
半年で辞めてギャル系の服屋で働く。
ビジュアル系のバンドをしている男と出逢い、その男は上京して夢を追いかけると言う。
彼は出会って1ヶ月程で東京へ行く。
その1ヶ月後、ソラも東京へ行く。
2年半付き合った彼と別れて。
ソラは22歳になったばかりだった。
「オレ達付き合おうか。」
ビジュアル系の彼が言う。
断る理由もないので、付き合う。
彼はユウヤ。
ユウヤはニートだった。
一緒に暮らしたが、生活できず、ソラは3ヶ月程で昼の仕事を辞め、キャバ、セクキャバ、ヘルスで働く。
ユウヤには嫌気がさしていたため、どうでもよくなる。
夜の仕事を紹介してくれる、スカウトのヤマシタと出逢う。
ヤマシタはソラの1コ下。
ヤマシタはソラをよく呼び出し、一緒にネカフェに行ったり、アイスを食べたりした。
ヤマシタはソラにいつも奢ってくれる。
スカウトなのに早稲田大学。
優しくてカッコいい。
寂しかったソラはセックスを断りきれなかった。
もう東京はイヤだった。
良くしてくれる人も沢山居たが、気が狂いそうだった。
ソラはどんどん痩せる。
もともと色が白く、細かったが、さらに痩せる。
髪はしっかりブリーチした、アッシュカラー。
大体ニーハイ。
アイロンで巻いた髪。
でっかいつけまつげ。
露出の高い服。
ツンと高い鼻。
身長は平均より少し小さい位。
東京は女の子がいっぱい居る。
東京の女の子はみんな気が強そうに見えた。
ソラはこの時、心を開ける人が居なかった。