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結界
「せ、千、、、これはやばいぞ」
現れた妖怪の霊力にシラヌイは驚いていた
「これでは結界が破られる」
千佳子は掌に霊力を集め必死に結果を守っていた
「う、う」腕の力も押されて限界になりつつあった
いつもの妖怪ではなかった
明らかにあの祠から千佳子について来たものであった
「もう、、、だめ」
千佳子は膝をついた
目からは一筋の涙が溢れた
死んだと覚悟し、俯いたが何も起こらなかった
「え⁉️」千佳子は顔を上げると2人の人間が立っていた
「お父さん、お母さん、、、」
千佳子の父と母である