5/8
供物作り
トラクターで耕し、肥料を混ぜ土作りをする千佳子
いい野菜を作るには土作りが大切なのだ
そして畝を立てていく、雨が降った時に水捌けを
良くする為に
そして、そこに苗を植えていく
トマト、きゅうり、茄子、スイカ、カボチャ、とうもろこし
「ふう」終わると辺りは
すっかり暗くなっていた
「ここからだわ」
千佳子は農具小屋に行き
巫女姿に着替えていた
ここからが普通の野菜作りとは違う所だ
千佳子は畑の中央に立つと手を合わせた、
すると千佳子の身体の周りが青白く光出した
そしておもむろにに手を広げた
その青白い光は野菜全体に降り注いで行った
神に納める供物となるには、千佳子の霊力を野菜に
与える必要があった
千佳子の一族は代々自らの霊力を野菜に与える事で
供物を作っていた
神々はそこから霊力を取り込む事で
自らの力としていた
「終わったわ」千佳子は倒れそうなぐらい
フラフラになりながら帰路についた
自らの霊力を出し切ると次の日は丸一日
動けなくなるのである