表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

母を失った

半日くをりてぃー。

なんかあふれてきたから、書いただけ。

長く伏していた母が、その生を手放した。


その最後はひどく静かで、

眠りに落ちたまま、

区切られた瞬間を誰も検知しなかった。


夜が明け、身の回りの世話をする侍女が入室し、

動かない、目を開けない、息をしていない母を認めた。

その死は静かに広まった。


父は悲しまなかった。


私は寂しくはあった。


特別な病ではない。

誰かの手による不調であり、

それは毒を盛られていたのかもしれない。


そのことを誰もが知っていた。

私でさえ。


犯人を・・・、私は知ることがなかった。


愛されてはいなかったが、

母という守護者を、私は7歳になる前に失った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ