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あなたにおくる魔法の教科書  作者: 珍獣モフ犬
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(5) 魔法と魔術

 ファミラが言ったように、ルオは眼鏡をかけていた。丸くて、渦巻き模様の眼鏡を。

「客室に入った後、かけました♪」

「いや、なんで?」

「えーっと、これかけてると人と話しやすくなるんです。」


 ルオがかけているメガネの正式名称は、<魔力感知用魔術具>で、巷では<グルグル眼鏡>と呼ばれている。これの効果は、魔力の流れをめで感知できることだ。かけても()()()()()()()ことは無い。


「これをかけると目が魔力の流れに向いてしまって、相手の顔をあまり見ないので、話しやすいんです。」

「宿屋に行く前まで話してたけど!?」

「あれで全ての力を使い切ったんです。僕、かなりの人見知りなんです。ここ最近人と会話した記憶がないです。」


「なるほどね。顔が綺麗なのに、残念ね。まぁ、いいわ。とにかく魔法と魔術の違いについて教えてもらうわよ。」


「はい。わかりました。まず魔法と魔術、この2つの違いは一言で言うと話し言葉と書き言葉のような物です。

 人が話した言葉は時々文法が違っていたり、この世には存在しない言葉が生まれることがあります。これが魔法です。

 それに対して書き言葉は文法は正確で、言葉も正しい表現で使います。これが魔術です。」

「魔法は大雑把で魔術は正確って感じ?」

「その解釈であっています。創造神が世界を作った後に<原初の魔法使い>が魔法を使い始めました。その後、それを見た人々が魔法と使おうと思いましたが、うまく発動できませんでした。どうにかして使いたいと思い、魔法から法則性を探し、誰でも使用できるように<公式>を作りました。そしてこれが後に魔術と言われるようになりました。

 僕達<魔術連合>が使っている魔術は、魔法使いレーベヘェスが使った魔法を元にしているので<レーベヘェス式魔術>と呼ばれています。この魔術は一般魔術でもあります。

 おそらく、<教会>もこの魔術を使っているでしょう。」

「じゃ、私は<レーベヘェス式魔術>を使えるようにすれば良いのね。」


「そう言うことですね。今日は遅いので明日にしましょう

。」

 ウェイトレスが2人の料理を運んできたので、最初の魔術の授業は終了した。



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