表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたにおくる魔法の教科書  作者: 珍獣モフ犬
52/60

(49) 観光とお茶会

「ぱ〜ちぱちぱちぱち〜。」

 ファミラがそう言いながら拍手をしていた。

「最初って伸ばすんだっけ? てか、ぱちぱちって言いながら拍手するんだ。」

「悪い?」

「うぇっ!?あ、いや全然! ちょっと珍しい拍手の仕方だったから。」

 ルオは慌てて弁明した。


「え!? 普通はぱちぱちって言いながら拍手しないの!?」

 ファミラは自分の常識がルオと違い驚いて、ルオの方に身を乗り出した。その時ファミラの胸がぽよんと少し揺れた。


「んな!?」

 ルオはそれを直に見てしまい、顔を赤くしてしまった。

(いうて露出度が少ない軽装なのに、なんで胸の部分だけ布面積少ないんだよ!)


「ルオ?」

 そんなルオの思春期男子の反応を見たカノムが、キョトンとした顔で言った。

「どわぁあああ! そういうことじゃないぃーー!」

 ルオは今度はカノムに真っ赤な顔で弁明し、それによってバランスが崩れ、椅子から落ち、顔面が床と衝突した。


「そういうことって、どういうことですか?」

 カノムは純粋な顔で首を傾げた。

「さぁ?私にも分かりません。」

 ファミラも同じく首を傾げた。


「し、知らなくて良いです。」

 顔面と床が衝突して状態のままルオはそう言った。


「え〜っと、そちらの御三方はいかがでしたか?エルフはあまり歴史とか、古代の文化をそんなに気にしない種族と聞いてましたが、、。楽しめましたか?」


 カノムは恐る恐る町長達に聞いた。

「素晴らしかったよ! 確かに僕らエルフは歴史とかはあまり興味がなかったり、嫌っている人もいるけど、この物語はとっても良かったよ!

 ()()()()()()になんか地底に行く穴が塞いでしまったけど、まさか<奈落の竜>が原因だったとは!」


 町長は子供のようにはしゃぎ、大絶賛した。

()()()()()?」

 カノムは感想よりも、町長のある言葉に気になってしまった。


「ちょっと前ってことは、、まさか<建国紀>から生きていたのですか!?」

「そだよ〜。ま、僕は<神代>生まれだけどね。」


「「「なんじゃとぉおおおおおおおおおおおおおお!?」」」

 町長の爆弾発言にカノム、ルオ、クレーネは驚いた。

「お父さん! そんなに長生きしてたの!?」

「<神代>って1万年前ですよ!? つまり町長は1万歳なのですか!?」

「<神代>生まれなのでしたら、ビセア建国神話をご存知なのですよね!!!」

 3人は矢継ぎ早に町長に質問した。


「え〜と、とりあえずみんな落ち着こうか。確かに僕は1万年ぐらい生きてるけど、ビセア建国神話は知らないんだ。ビセアは<建国紀>に誕生したのは聞いたけど、どういうふうに誕生したのは全く知らないんだ。」


「成程。流石、ビセア建国神話。謎が多く不明な歴史No. 1をとった歴史は伊達じゃない。」


 カノムは嬉しそうにぶつぶつと言った。


「ねぇ、ちょっと提案なんだけど。私とカイがファミラさんとカノム君にウィルベリーを案内したいんだけど、どうかな?

 私に出来ることってこれぐらいだし。」


「え〜っと、ルオは?」

 ファミラはルオの方を見てそう言った。

「ルオ君は、僕とお茶会だよ♪」

 町長がルオの肩に手を回してそう言った。

「え?」

 急なことにポカンとなった。

「<クローギヌ>のことについて知りたいんでしょ?それと、()()()()()()について。」

 町長はルオの耳にコソコソと言った。

「!? ・・・分かりました。」


「ルオ?」

 ファミラは心配した目でルオを見た。

「大丈夫だよ。ちょっと聞きたいことが町長にあるから。それよりも、早く行ったほうがいいよ。そろそろ絶景が見られる時間だし。」

「うわっ!?本当だ! ルオさんありがと! ファミラさん、カノム君、カイ! さっさと行くよ!」


 クレーネが3人の手を引っ張り(かなりの握力と腕力)急いで<世界樹>の方に走って行った。


「元気ですね〜。」

「そだね〜。ほんと、昨日まで呪いにかかった人とは思えないほどだよ。」

 部屋に残また2人はほのぼのと言った。


「さてと、ルオ君。いや、()()()()()。まずは今君の身体で起こっていることを話そうか。」

 町長はさっきの頭に花が咲いたような顔ではなく、統治者のような強い目でルオを真っ直ぐに見た。


「!?  ・・・流石です。」

 ルオは町長の言葉に驚き、息をは〜っと吐き、何か諦めたような顔で言った。


「一応俺も俺なりに調べてきましたよ。

単刀直入にいいますが、<()使()>ってなんですか?」





       

          ーーー


「・・・。この魔力は、ギヌア?」

 白い羽を生やした子供はそう言った。











          

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ