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あなたにおくる魔法の教科書  作者: 珍獣モフ犬
34/60

(32) <呪い>と花畑

「あなたは、誰?」


 クレーネは謎の人物に問いかける。その人物は若い女の子だった。そして背中には()()()が生えていた。


「<花の()使()>。ご主人様の命で貴方に呪いをかけたの。そうすればあなたはご主人と()()()()()。さぁ、一緒に来て。」


 謎の人物ー<花の天使>はそう言った。


「クレーネは、家に帰りたい。お父さんに謝らなきゃ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」


 クレーネはきっぱりと断った。


「約束って何の?」


 天使は首を傾げる。


「世界樹の恵みを受けているこの街の農作物を、他の地域に広げること。だから、私は帰らなきゃ」


 クレーネは変わらず帰ることを思う。


「あなたのお父さんとはもう会えないかもしれないよ?」


 天使は笑顔でそう答えた。


「は?」


 クレーネは天使が言ったことの意味がわからなかった。


「この世界はもう()()()()の。私は貴方にこのことを伝えに来た。」


 天使は地に咲く花達を優しく撫でながら、そう言った。


「世界が終わった?世界樹はまだ()()()()()()()()のよ?」


 クレーネは否定する。


()()()()()が終わったの。」


 天使は悲しく言う。


「じゃあ、何でお父さんに()()()()()()()


 クレーネはますます天使の言っている意味が分からなかった。


「私とお父さんはあなた達の世界に一体なにが関係しているの!?」


 クレーネは質問攻めをする。


「あなたは本当にギネアとリフェにそっくり。・・・私達を、否定することも!!。」


 天使は突然怒り出した。空は雷雲が現れ、花畑の花は枯れていった。


「あの2人はご主人様の弟子だった!! なのに、どうして裏切るの!?」


 天使は泣き叫んでいた。涙は枯れた花畑に降る雨と一緒だった。


「私達の邪魔をするなら、あなたの大切な人をコロス!」


 クレーネは青ざめた。


「やめて! お父さんを殺さないで! あなたと一緒に行くから、お父さんに危害を加えないで!!」


 クレーネは泣きながらそう言った。


「じゃあ、行こう。」


 天使は泣き止んだが、目元にはまだ涙が残っている。


「お父さん、お母さん、さよなら。」


 クレーネがそう呟いた、、その瞬間!


「『惑わす花は消える、永遠の悪夢は終わる、悲しき涙は止まる、そして呪いは解かれる。』」


「!?」


 空から誰かの声が聞こえた。


 

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