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今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

勘違いされる俺の日常は、だいたい修羅場で終わる

作者:ごらく


ふとテレビの電源を入れた・・・

「卒業おめでとうございます!少しだけインタビューよろしいでしょうか?」
「いいですよ!こういうのやってみたかったんですよね!」
「ありがとうございます!早速ですが、一番の思い出って何ですか?」
「そうですねぇ。やっぱり部活ですかね~」
「ほぉ、部活と。何をなされていたんですか?」
「僕は柔道をやっていました!一応、中学の大会で優勝しました。一応ね・・・」
「優勝ですか、とてもお強いんですね!でしたら、クラスの中では先頭に立って皆さんを導いてらっしゃたんじゃないですか?」
「いえいえ、そんな大層なこと出来ませんでしたよ。アイツのせいで僕は・・・」
「そ、そうなんですか。お、ということは、クラスメイトにライバル的存在がいたんじゃないですか?」
「・・・・・」
「えっと・・・わかりました!次の質問は、高校生になっても柔道は、やっぱり続けていくのですか?」
「・・・やりません」
「へ?!でも、優勝経験があると・・・」
「同じことを言わせないでくださいっ!!あんな天才がいるなんて・・・それも同じクラスに・・・悪夢だ。やっと俺は・・・解放――」
「今日のインタビューは以上ですっ!早くカメラ止めて!!」

俺の学校、インタビュー来てたんだ。というか、さっきテレビに写っていたのはクラスメイトの清水君じゃないか。体育の授業でよく二人一組を組んでいた。それよりも、清水君って柔道やってたんだ。なるほど、だから"あの時"あっさりと負けてくれたんだ。納得した俺は、高校で新たな友達が作れるように【サルでもできる友達全書】に目を通すのだった。
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