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エッセイ

故にミスした私は【ヲタク式保存の法則】を推奨します。

作者: 静夏夜


 一度消えてしまったもの(一話分、完成時約二千七百文字)を思い出して書き直す等、私には出来ません。


 早々に諦め改め新たに書くのですが、書いている途中で消した文章を微妙に思い出してしまうと、これが厄介な事に話が被っているようにも思えて確認する羽目になるもので……


 また、前回書いた時の方が面白い文面のようにも思えて書き直すも、最初に書いた時の勢いで繋がり書いたものとの差があって、流れる時の感覚に微妙な誤差を感じてまた書き直すの繰り返し。


 まぁ今回私は二話連投しよう等と書き初めの頃以来の慣れない事をしようとしていまして、普段してない事を思い付きでするものではありませんね。いえ、余裕を持ってやれていれば良いのでしょうけど。


 普段の【ヲタク式保存の法則】を見事に忘れてしまい、完成後に【ファイルの保存】をしない内に投稿サイトで先ず83話を投稿。

 そして84話を投稿しようとテキスト文章を【全て選択】し、【コピー】の筈が【ペースト】をクリック……

 やば!

 と、【ctl+z】のつもりが【閉じるボタン】に触れていたのか、【保存しますか?】

 に慌てて、【キャンセル】を押したつもりが、マウスが何かの電磁波に反応したのか突然ズレて【上書き保存】……


 未だ記憶に新しい恐怖です。


 しかし私は【ヲタク式保存の法則】を推奨しています。


 ヲタクを馬鹿にするネット民も未だに居ますが、私はファイル管理においてヲタク程に優れた保存の法則は無いと信じています。


 寧ろ何でもかんでも都合が悪いと

「消えた! 消した! もう無い!」

等と逃げる政治屋や警察やにこそ義務化させて貰いたい程に、優れた保存の法則です。


 まぁ、そもそも管理上、政治屋の言うそれ等公的文書は消える筈が無い訳ですが……

 寧ろパソコン内のデータを消すのにどれだけの労力が必要かを知る者なら〈どんだけ執拗に消したかったのソレ?〉となる訳で……

 私の消えたテキストの復元とは訳が違い。お抱えエンジニアを有するなら労力も要らず簡単に復元出来る筈ですけどね。

 それこそ、復元出来ないとかどんだけ無駄金なクズエンジニアなの? と(笑)


 そう、一般人のパソコンの中身を復元する方がよっぽど面倒臭いのですよ。色々な生活ファイルがあり過ぎて……お抱えエンジニアも居ない一般人がプロに頼めば金もかかるし……


 そこで【ヲタク式保存の法則】です!


 読む用・見る鑑賞用・保存用・保存のバックアップ・バックアップのバックアップ


 さすがに五段階活用までは私如きには無理ですが、あれ程に素晴らしいバックアップの基本理念はありません。

 と、ここまで活動報告として書いていて〈あ、これエッセイとして書けば良かったかなあ?〉と思い立ち、新たなファイルを作り【コピー・アンド・ペースト】してエッセイとして【ファイルの保存】をした後ファイルを【コピー・アンド・ペースト】でバックアップしました。

 そして、この投稿後に別途ディスクに【バックアップ】します。


 私はこの三段階ですが、それでも周りを見ていると多い方である事に驚いていました。


 実際私もこの連載の初期は二段階でしたが、執筆初心者の私はパソコンのテキストで書いていると、パソコンの中の文字変換プログラムにより、名前なのに前文との繋がりで変換候補が変わり別の漢字に変換されていた事に気付けず、兎に角話を進める事に躍起になっていて暫くの間気付けませんでした……


 途中で気付くも何故そんな事か起きたのかが判らずに苦悩も話を進める事に集中。

 しかしそのままには出来ずに、新話と修正を同時に進めファイルを保存して一気に改稿するつもりだったのですが……


 そこで事件は起こりました。


 改稿済みファイルの消去。そして上書き保存ミス。


 先ず改稿ファイルを保存しバックアップするのに【カット・アンド・ペースト】してしまっていた事に気付かず。

 翌日消去してしまったと思った私はバックアップファイルを確認して元ファイルの場所に【コピー・アンド・ペースト】するつもりで【shift+↓】で選択したのですが、その前に行っていた作業のせいか、そのまま【shift

+del】を押してしまったのです。


 単純作業の罠でしょうか。頭が真っ白にとは良く言いますが、ある意味こんなにも頭がスッキリする瞬間とも言える感覚に、死ぬ時ってこんな風な感じか? と、逝きそうな顔に……

 勿論、私まだまだ死ぬ気は無いので気を取り直して。


 先ずは復元を試み、いくつかのファイルを発見しました。

 ほっとした私はファイルを開き軽く読み確認するとスグに【バックアップ】をしました。

 そして、確認する事無く修正する全話を改稿。

 暫くして読み返すと、修正した筈のミスがミスしたままに?

 そう、復元したファイルは修正途中のファイルでした。それからは新話を止めて修正する日々に……


 それ以来私は【バックアップ】を一つ増やし保存の【バックアップ】迄する現在の三段階を活用しています。

 それでも起こるのがミスであり、今回の上書き保存ミスもこの【ヲタク式保存の法則】をしなかった事にあります。


 そう、なのでもう一つ加えます。それは【バックアップ】の数ではなく、


 【ヲタク式保存の法則】に付随させる

 【心の余裕】と【保存癖】です。


 【保存癖】これは執筆中の上書き保存も然りです。



 とはいえ、ミスした事でより一層の良作になる事もあるのでしょうけど。私には……


 私の場合、書き直しで一つ解っているのは文字数が減ります。なので話を進めて増やしています。

 何故なら一度書いた文面に頭が気付き纏めてしまうので、簡略化されたり、それを表す単語に気付き……と、最初の文章より確実に話が纏められ進みがちです。


 これ、他の作家さんはどうなんでしょうか? 良ければコメントなり感想なりでお聞かせ願いたい処です。


 まぁネット環境の悪い私故の話ではありますが、この【ヲタク式保存の法則】は他のデータにも転用出来る話ですから、例えば写真やムービーやアドレスやにも幅広く使えますでしょ。


 皆さんも活用されているスマホのクラウド管理等のバックアップは同様の考えでの運用ですけど、それだと二段階ですから(笑)

 私如きですら三段階ですのに。


故にミスした私は【ヲタク式保存の法則】を推奨します。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  興味深く読ませて頂きました。  なんと、そんな事故が……  「ヲタク式保存の法則」とは、そういう意味だったのですね。  自分は、スマホで直接書いているのですが、何時だったか、感想を…
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