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TAWARABA鬼丸ドッグ  作者: しらかみ
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薬をください

はーい!私のことをみんな見てね!大活躍しちゃうYOってね。ニャンコフー!

ニャン子様ー!はい、ニャンコフ!ニャンコフ!ニャンコフ!ニャンコフ!ニャンコフ!ニャンコフ!ニャンコフ!ニャンコフ!ニャンコフ!わーい!!!!

これ前書きだよな。もういい。こいつらは手遅れだ。

俺の出番はまだ後のようだ。


「俺と付き合ってくれよ。なあ。なあ。俺のいうことを聞けよ!」

私は逃げた。怖かったから、もしかしたら殺されるかもしれない。殺されないにしろ、私はこんな男に触れられたくもない。

私は走った。俵葉駅まで逃げ、交番に向かった。交番には警察官がいたためその男は逃げたらしい。


「なあ 俺たち心理科って相手の深層心理かなんちゃらを把握して、事件を未然に防ぐのに、なんで交番に俺たちはいるんだ?頑張った意味がなくないか?」

「仕方ないだろ。深層心理を把握するには、その人を見なかったら把握できない。それに

俵葉では連続殺人事件が起きてる。それの応援でここにいた奴らは応援なんだから。」

「まあ そんなもんなのか? まあいいや。

そうだ暇なら面白い話をしてやろう。

ニャンコフ!ニャンコフ!」

「シバいていいか?」

「そんな怒るなよ。俺たちの仲だろ。キラン」

「俺は寝る。何かあったら教えてくれ。お前に任すのも気が気でないからな。」

「おまえは薄情なやつだな。相変わらず・・・まあいいだろう。お前が聞いていなくとも構わない。俺は話したいことを話す。俺が今ハマっているアイドルがいてな。

織田ニャン子って言うんだよ。可愛くてよ。

まじで会いたい。ニャンコフーーー!!!!

あ、ちなみになこのニャンコフっていうのはな、彼女の口癖でな。よく意味は分からないんだが、これも可愛いと思わないか。可愛いよな。そうだよなぁ。うん。めちゃくちゃ可愛いよなぁ。一番最初に出した。「LOVEUFOニャン子パラダイス」はいい曲だった。特に「UFOスパークは、パラダイスニャン子大好きダイヤモンド!」は良かったなー。しかも衣装がなんと宇宙人のメイド!

本当に可愛いよなー。愛してる。アイラブユー。フォーエバー!!!!」

俺、警察やめようかな。

何が、ニャン子だ。ニャンコフって全く可愛いとも思わん。というかダサさの塊じゃないか?何が面白くて、LOVEUFOニャン子パラダイスっていう曲名、どう考えても、ダサいだろ。内容渋滞が起きてるのに、何がUFOスパークだよ。それだけかと思ったら、パラダイスで、ニャン子が好きなダイヤモンドって意味がわからん!なんなんだ。このアイドルもどき。もっと清純派とか、面白路線を目指してもこんな意味不明な歌詞を歌うのか?というかUFOってどう考えても、パクリじゃないかよ!!しかも宇宙人のメイドってそれ絶対、二番煎じと二番煎じを重ね合わせて、なんかできないかなっていう失敗作の代表例だよ。奥様と、どうしてか警視総監を合わせてみた感じと一緒だよ!それは胸焼けするって!胃腸薬がいくらあっても足りるわけがない!俺は、とうとう我慢しきれなくなり、一言聞いた。「そいつは売れてるのか?」

そういった瞬間、このバカは、ニンマリと笑顔を浮かべ、何故か知らんが、反復横跳びをして、俺に返答をしてきた。

「お、おお、おおおおおおおおお、もしや興味がおありで、ああ、本当に珍しい事もあるもんだな。ニャンコフ!そうですか!そうですか!興味がおありかー!やっぱりお年頃ですよね!そりゃそうだ!そりゃそうだ!あの可愛さ。そして「LOVEUFOニャン子パラダイス」のインパクト!誰もが振り向いてしまう事間違いなし!いいでしょう!答えましょう!あなたのご期待にお応えしましょう!それがファンだから!あなたの友人として!いや!ニャン子に関しては大先輩として一緒にファンの道を突き進みましょうとも!エイエイオー!おうおうおうおうおう!」

俺は何も喋りたくなかった。

何も言わずに、町内の循環に行くことにした。自転車にまたがり、逃げるように走り去った。その時、変な男に追いかけられている女の人を見つけた。

「助けてください!ニャンコフ!」

緊張感ねえなぁ!なんなんだよ。ニャンコフって!

まためんどくさいことになりそうだな。


「ああああああああああああああああああ!

ニャン子様ぁぁあぁぁあああああじゃないですかあああああああぁああぁぁぁあぁぁあああああああ!」

交番から聞こえた声に俺は何も言わずに頭を抱えた。

帰りの薬局で、頭痛薬も買おう。そして、俺のリュックの中に入ってる胃腸薬でこの計り知れない胸焼けは治るのだろうかと私は不安に駆られた。


お読みいただきありがとうございます。

この小説を書いていて思うことは、キャラが濃すぎて私自身も頭が痛くなります。ですが、これからの展開もぜひ見ていただければ、ちょうどいい塩梅になるのではないかなと思います。

ちなみに今回は前書きを、キャラクターに書いてもらいました。前回の話の前書きのキャラクターに和田将喜も加わりました。彼のキャラクターが一番好きです。でも、絶対友達未満でいたい。というかよくゲームセンターにいて、たまに話すぐらい、1ヶ月に一回話せればいいぐらいの人です。はい、次回も楽しんでくださったら幸いです。

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